2月26日(日本時間27日)にトヨタ・センターで行なわれたメンフィス ・グリズリーズ対ヒューストン・ロケッツの一戦は、ラッセル・ウェストブルックとジェームズ・ハーデンが揃って30得点超えの活躍を見せ、ロケッツが140-112で大勝した。グリズリーズの渡邊雄太はベンチから出場し、2得点を記録した。
第1クォーターから35-17とロケッツが大差をつけたことからもわかる通り、試合は最大35点差のリードを作るなど終始ロケッツが主導権を握る展開となった。特にウェストブルックとハーデンの活躍が目覚しく、前半だけでふたり合わせて46得点を記録するなど、グリズリーズを圧倒した。
ウェストブルックは第1クォーターだけで13得点を記録するなど、エナジー溢れるプレイでロケッツを牽引。33得点、9リバウンド、8アシストとトリプルダブルに迫る活躍を見せた。バックコートでコンビを組むハーデンも、3ポイントショットを12本中7本決めるなどシュートタッチが好調で、30得点、7リバウンドを記録した。
ロケッツのマイク・ダントーニ・ヘッドコーチは勝利について「レーンに入り込む良い動きができていた」と語る。
「特に前半は、ディフェンス、リバウンド、ボックスアウトなど全てがとても良かった」。
グリズリーズはジャレン・ジャクソンJr.に続いてブランドン・クラークもけがで離脱するなど、いつものローテーションを組むことができず、オフェンスを生み出すことに苦しんだ。テイラー・ジェンキンズHCは「ホームに戻ってまた立て直す準備はできている」と、前に進む姿勢を見せた。
「選手たちにとって良い経験になっている。ここ4試合厳しい状況が続いているが、まだ多くの試合が残っている。士気を落とさず、チームとして上達していくだけだ」。
渡邊は第1クォーター終盤から出場し、今季NBAでの自己最多となる合計16分10秒のプレイでフィールドゴール6本中1本成功、3リバウンド、2アシスト、1パーソナルファウルを記録。出場時間帯のチームの得失点差を示すプラスマイナスは、プラス2だった。グリズリーズでは2月9日(同10日)のワシントン・ウィザーズ戦以来の出場となった。
第2クォーターには、ジョシュ・ジャクソンとの連携プレイで、ベースライン沿いにカットインしダンクを決めている。
🎥渡邊雄太 ロケッツ戦ハイライト(2得点&2アシスト) @wacchi1013 @memgrizz #GrindCity pic.twitter.com/frX65iwK13
— NBA Japan (@NBAJPN) February 27, 2020
ロケッツ(38勝20敗)はウェストブルックとハーデンのほかに、オースティン・リバースが23得点、PJ・タッカーとベン・マクレモアとジェフ・グリーンがそれぞれ11得点をマークし、これで5連勝となった。
一方のグリズリーズ(28勝30敗)はディロン・ブルックスが22得点、ヨナス・バランチュナスが16得点、10リバウンド、ジャ・モラントが12得点、9アシストを記録したものの、4連敗目を喫した。