3月2日(日本時間3日)、メンフィス・グリズリーズの渡邊雄太がステイトファーム・アリーナで行なわれたアトランタ・ホークス戦に途中出場した。グリズリーズは127-88と球団史上2位となる39点差の大差をつけて圧勝している。
渡邊は111-75と大勢が決した第4クォーター残り5分25秒から出場。直後にアシストを記録したが、残り57.5秒に放ったジャンプショットは決まらなかった。フィールドゴール試投はこの1本のみ。出場時間帯のチームの得失点差を示すプラスマイナスは、プラス3だった。
試合はグリズリーズが開始から11本のFGを外したものの、24-23と1点リードで第1Qを終えると、第2Qには連続14得点をあげるなどし、3点差でハーフタイムに突入する。
第3Qにもグリズリーズは連続15得点をマークし、このクォーターだけで32-19と大きくリードする。ホークスのロイド・ピアース・ヘッドコーチは第4Qの早い段階でスターターをベンチに下げた。
5連敗後に2連勝を飾ったグリズリーズ(30勝31敗)は、プレイオフ出場を争ってウェスタン・カンファレンスの8位。ポートランド・トレイルブレイザーズ、ニューオーリンズ・ペリカンズ、サクラメント・キングスに3.5ゲーム差をつけている。
グリズリーズはゴーギー・ジェンが17得点、10リバウンド、ジョシュ・ジャクソンが16得点、ヨナス・バランチュナスが15得点、15リバウンドを記録。9選手が二桁得点をあげた。
13得点のジャ・モラントは、トレイ・ヤングとの注目対決を終えて「彼のプレイから学ぶよ」と話している。
「試合のたびに、終わってから彼にメールしているんだ。彼のためにユニフォームにサインしたところなんだよ。『ネクストジェネレーション』ってね」。
一方、今季初の3連勝を果たせなかったホークス(19勝44敗)は、ヤングが19得点、ケビン・ハンターが13得点を記録。FGは99本中32本成功の成功率32.3%と今季最低だった。
ピアースHCは試合後の会見で開口一番に「言うことはない」。教えられるところを尋ねられると「何を教えるのか分からない。努力を教えることはできない」と答えている。