ロサンゼルス・ドジャースは、球団史上8度目となるワールドシリーズ優勝を手にし、9度目の優勝に向けて着々と準備を進めている。
チームは、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、そして大谷翔平といったスーパースターを確保しただけでなく、ブレイク・スネル、佐々木朗希、タナー・スコットといった新戦力もロスターに加えた。
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その結果、ドジャースは2025年も優勝候補の筆頭に数えられている。しかし、その前にまず、2024年の優勝をどのように祝うかという重要な決断に直面するかもしれない。
アメリカでは、プロスポーツの優勝チームはホワイトハウスに招待され、その勝利を祝うことが通例となっている。ドジャースは2020年のワールドシリーズで優勝した後、2021年に当時のジョー・バイデン大統領に招待され、並んでポーズをとった。しかし、ドナルド・トランプが大統領に就任した今、チームまたは最も知名度の高い選手たちが招待された場合にどう対応するのかについて、米紙『ロサンゼルス・タイムズ』のケリー・カンデール記者とピーター・ドライヤー記者が疑問を提起した。
「では、ワールドシリーズを制した我が地元チームは、2025年にどう対応すべきだろう?」と彼らは問いかけた。
「トランプ大統領とドジャースの出会う時期はちょうど1か月後、4月7日にワシントンでナショナルズと対戦するためにロサンゼルスがワシントンに向かう時だろう。確定ではないが」
キャンデール氏とドライヤー氏は、ベッツがボストン・レッドソックス時代の2019年にトランプ大統領のホワイトハウス訪問を断ったことがあると指摘した。そして今、この都市の政治的傾向を考慮すると、ドジャースはチームとして招待を辞退するだろうと予想している。
「総合的に考えると、ドジャースが大統領との記念撮影に応じるとは考えにくい」と彼らは書いた。
「ロサンゼルスはドジャー・ブルーなだけでなく、民主党のブルーでもある。大統領はロサンゼルス郡で33ポイントの差で敗北した。カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム氏との確執において、トランプ大統領は譲歩なしには火災災害対策資金を保留すると脅迫した。チャンピオンのドジャースは大統領の隣に立つのではなく、大統領に立ち向かうべきだ」
ドジャースに招待状を送るかどうかについて、トランプ大統領から公式な発表はないが、ワールドシリーズ優勝チームが訪問しなければ、長年の伝統は破られることになるだろう。
原文:Dodgers expected to refuse a championship White House invitation
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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