メジャー15年目でレフト転向に挑戦中のアストロズのホセ・アルトゥーベ 「そのためにスプリング・トレーニングがある」

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

メジャー15年目でレフト転向に挑戦中のアストロズのホセ・アルトゥーベ 「そのためにスプリング・トレーニングがある」 image

ホセ・アルトゥーベは今まさにレフトでのプレーを学んでいる最中だ。

そのため、これまでセカンドで見せてきたような優雅なプレーを新しいポジションで披露することにかなり苦労している。

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現地13日(木)に行われたスプリングトレーニングの試合でも、そのことは明らかだった。カーディナルスの捕手イバン・ヘレラが放った打球がレフトのフェンスに向かって飛んでゆくと、アルトゥーベはそれをジャンピングキャッチして捕球することができなかった。

そしてアルトゥーベが捕り損ねた打球がフィールドを転々とする間に、ヘレラは三塁に到達していた。

「すべての打球が新しいものに感じられる。今は学んで、今後に向けてアジャストしていくだけ」とアルトゥーベは『MLB.com』に語った。

「とにかく早く調整して、前へ進んでいくしかない」

(レフトでのプレーについて「そのためにスプリング・トレーニングがある」とアルトゥーべ)

なぜホセ・アルトゥーべは今季レフトに挑戦している?

アルトゥーべがレフトの守備に挑戦する理由はいくつかある。

ひとつはメジャー屈指の好打者、ヨルダン・アルバレスの存在だ。アルバレスは昨季、レフトで53試合に出場しているが、ジョー・エスパーダ監督は記者団に「かなり多すぎる」と語っている。

アルバレスを万全の状態で打順の中心に置くため、ヒューストンはアルトゥーベにレフトでのプレーにチャレンジさせることにした。

また、チームはマウリシオ・デュボンをできるだけ多く起用したいと考えているようだ。アルトゥーベがレフトを守ることで、デュボンは一塁で多くの出場機会を得られることになるだろう。

ホセ・アルトゥーベのレフトでの経験

アルトゥーベはMLBでの14年間のキャリアにおいて、外野でプレーしたことは1試合もない。

彼の先発した1,749試合はすべて二塁でのものだ。そのほかのポジションで言えば、ショートでの守備交代要員として2度出場したことがある。

マイナーリーグやウインターボールでもアルトゥーベは外野でプレーしたことはなく、他のポジションの経験は唯一サードしかない。

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原文:Jose Altuve's left field transition for Astros has tough moment in Spring Training game
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。