元統一世界王者ゲンナジー・ゴロフキンのDAZNデビューは6月!

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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ゴロフキンもDAZNと契約でカネロとの第3幕に前進

現地時間3月7日、ボクシング・ミドル級元統一世界王者の“GGG(トリプルジー)”ことゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が、スポーツ動画ネット配信の『DAZN』と、3年間で6試合という大型契約を結んだことが明らかになった。

今回の契約によって、先行してDAZNと契約したWBA世界ミドル級スーパー/WBC世界ミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)との“3度目の対決”がいよいよ現実味を増した。

11日に行われた契約発表会見でゴロフキンは、「DAZNの世界戦略と、私のキャリアゴールまでのプランが完璧にマッチした結果です。(自身と同じ)東ヨーロッパのボクサーたちにも成功の道が開ける」とにこやかに語った。

今回の契約をまとめ上げたDAZNエグゼクティブ・チェアマン、ジョン・スキッパーも「ゴロフキンは時代を象徴する世界的なスター。これから数年間、彼の熱狂的ファンたちに自信をもって最高のイベントを提供します」と約束している。

現在36歳のゴロフキンが自身のキャリア終焉に向けて、これから3年間でどんな6試合を実現していくのか。カネロとの再戦の年内実現(9月説が浮上)を視野に入れる中、6月上旬か中旬の週末にもDAZNファーストマッチがセットされるという。

 

6月のDAZN初戦の相手は誰になるのか

契約締結の一報が入ってからというもの、各国のボクシングメディアがこぞってゴロフキンの次戦相手の予想合戦を展開中だ。

発表会見の場でも初戦候補として、“次世代のカネロ“と目されるWBO世界スーパーウェルター級ハイメ・ムンギア(メキシコ)について聞かれると、「もちろんやってみたい相手」と答えたが、このプランはムンギアのプロモーター、オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏がヨシとしないだろう。まだムンギアは“育成途中”の秘蔵っ子である。

ゴロフキン自身は、「ベルトを持っていても最高とはいえないボクサーもいる。我々が求めるのはあくまで重要なファイトだ」と語り、ベルトや階級にこだわらない姿勢を示した。WBC世界スーパーミドル級ダイヤモンド王者カラム・スミス(英国)、現WBA世界ライトヘビー級王者ディミトリー・ビボル(ロシア)も候補として挙がってきている。

「彼らと闘うことに何ら問題はない」と豪語したゴロフキンだが、陣営にとしてはあくまでカネロとの“3度目の対決”に向けて、より良い道筋を引きながらスケジュールを組みたいはずである。

PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)やESPNといった大手メディアからのオファーを蹴ってDAZNと契約した背景には、マッチルームとゴールデンボーイという業界の最大手プロモーターと組んでいることも決め手になったとされる。実際、マッチルーム傘下のWBO世界ミドル級王者ディメトリアス・アンドラーデ(米国)は有力な初戦候補になってくるだろう。

次週にも予定されている西海岸での記者会見で初戦の相手について発表があるかもしれない。

 

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※記事はIOC公式サイト『 Olympic Channel 』提供

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。