NBA 2025年のトレードデッドライン情報まとめ トレード詳細

大西玲央 Reo Onishi

NBA 2025年のトレードデッドライン情報まとめ トレード詳細 image

毎年大勢の選手がシーズン中にトレードされるNBAだが、今季もトレード期限が近づくにつれトレード数が増えてきた。すでにデニス・シュルーダーやディアンジェロ・ラッセルなどが移籍しており、例年よりも動き出しが早い印象だ。

ここではNBA 2024-2025シーズン中に期限までに起きたトレードをまとめていく。

▶完全無料でアマギフ500円分をGET! 今週のスポーツ結果予想クイズのテーマは?

2025年のNBAのトレードデッドライン(トレード期限)はいつ?

NBA 2024-25シーズンのトレードデッドラインは日本時間2月7日 金曜 午前5時(米国東部時間6日 木曜 午後3時)。

NBAのトレード期限とは?

各チームが契約下にある選手を他チームにトレードすることができる期限日のこと。当該シーズン中のトレードはこの期限を最後にできなくなる。


2025年の期限日付近で起きたトレード(随時更新)

注目記事:【1/23見どころ】河村勇輝所属のメンフィス・グリズリーズ対シャーロット・ホーネッツ 見どころ・勝敗予想オッズ(外部配信)

サンズとジャズが指名権を交換(現地1月21日成立)

サンズ獲得:

  • 2025年1巡目指名権(CLE/MIN/UTAの低い方)
  • 2027年1巡目指名権(CLE/MIN/UTAの低い方)
  • 2029年1巡目指名権(CLE/MIN/UTAの低い方)

ジャズ獲得:

  • 2031年1巡目指名権

シーズン中には珍しい指名権の交換。ドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベアのトレードで多くの指名権を持つジャズが、それらを組み合わせてより価値の高そうな指名権を獲得。サンズとしては獲得した指名権を利用してさらにトレードで動くかどうかに注目。


サンズがホーネッツからニック・リチャーズを獲得(現地1月15日成立)

サンズ獲得:

  • ニック・リチャーズ
  • 2025年2巡目指名権(DEN経由)

ホーネッツ獲得:

  • ジョシュ・オコーギー
  • マクスウェル・ルイス
  • 2026年2巡目指名権(DEN経由)
  • 2031年2巡目指名権(DEN経由)
  • 2031年2巡目指名権(PHX)

センターポジションの補強が必須だったサンズがホーネッツからリチャーズを獲得。オコーギーよりもサラリーが安いこともあり、ラグジュアリータックスのコストカットにも繋がる。ホーネッツは、マーク・ウィリアムズやムサ・ディアバテの活躍でリチャーズを動かしやすい状況になっていた。オコーギーはさらに動かされる可能性もある。


レイカーズがディアンジェロ・ラッセルをトレードし、ドリアン・フィニー・スミスを獲得(現地12月29日成立)

レイカーズ獲得:

  • ドリアン・フィニー・スミス
  • シェイク・ミルトン

ネッツ獲得:

  • ディアンジェロ・ラッセル
  • マクスウェル・ルイス
  • 2027年2巡目指名権
  • 2030年2巡目指名権
  • 2031年2巡目指名権

常にトレードの噂対象として名前が挙がっていたラッセルを動かし、3&Dの名手であるフィニー・スミスをレイカーズが獲得。直前までグリズリーズが獲得する噂が流れていたが、レイカーズが2巡目3つというより魅力的なパッケージで獲得した形となった。ネッツはシュルーダーのトレードも合わせて6つの2巡目指名権を獲得。

関連記事:【NBAトレード評価】レイカーズのラッセル放出とフィニー・スミス&ミルトン獲得をどう見る


ウォリアーズがデニス・シュルーダーを獲得(現地12月15日成立)

ウォリアーズ獲得:

  • デニス・シュルーダー
  • 2025年2巡目指名権(MIA経由トップ37プロテクト)

ネッツ獲得:

  • ディアンソニー・メルトン
  • リース・ビークマン
  • 2026年2巡目指名権(ATL経由)
  • 2028年2巡目指名権(ATL経由)
  • 2029年2巡目指名権(GSW)

ステフィン・カリー以外の選手でクリエイトできる選手を欲していたウォリアーズがシュルーダーを獲得。メルトンは活躍していたが前十字靭帯の部分断裂という重傷を負っていた。再建モードのネッツとしては今季活躍していたシュルーダーをアセットに替えることができた。

関連記事:【NBAトレード評価】ウォリアーズのデニス・シュルーダー獲得をどう見る


ペイサーズがヒートからトーマス・ブライアントを獲得(現地12月15日成立)

ペイサーズ獲得:

  • トーマス・ブライアント

ヒート獲得:

  • 2031年2巡目指名権交換権利

アイザイア・ジャクソンとジェームズ・ワイズマンがそれぞれアキレス腱を断裂したことで戦線離脱となり、控えセンターの補強が必須だったペイサーズ。2巡目指名権の交換権利でブライアントを獲得。ヒートはケレル・ウェアの台頭もありブライアントをほとんど起用していなかったこともあり、サラリーキャップ軽減ができた。

本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

大西玲央 Reo Onishi

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。