タイソン・フューリー陣営にコロナ陽性者でワイルダーとの第3戦は10月に延期か

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デオンテイ・ワイルダー(米国)との第3戦を7月24日(日本時間25日)に控えるWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英国)だが、合宿中の複数スタッフから新型コロナウイルス陽性者が出たことにより、第3戦が10月延期の見通しになったことを米スポーツメディア『ESPN』が伝えた。

『ESPN』の第1報では、フューリーの練習スタッフ複数がPCR検査で陽性を示したため、フューリー対ワイルダー第3戦が今年後半に延期になるという情報筋のコメントを伝えた。

ESPNは同カードをPPVなどで中継する立場だが、夏から秋までマニー・パッキャオ(フィリピン)対エロール・スペンス・ジュニア(米国)やカネロ・アルバレス(メキシコ)らのビッグマッチを控えるため、年末に再設定になるのではないかとしていた。

ところが、英国スポーツメディア『Sky Sport』によると、フューリーのプロモーターであるトップランク社は、現時点でそれを否定。「タイソンと彼のチームの健康状態を引き続き監視しており、試合に関しては変更されていません」と述べたという。これに関してワイルダー陣営はノーコメントだったようだ。

そしてその後、ESPNのマイク・コッピンガー記者が情報筋の続報として延期日程は「10月9日」だとするツイートを投稿した。会場は引き続きラスベガスのT-モバイル・アリーナであるという。

フューリー陣営はワイルダーとの第3戦を終えてから、保留になっているWBAスーパー・WBO・IBF世界ヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュアとの4団体統一戦を今年後半に行いたいとしていた。ジョシュア側も9月25日にオレクサンドル・ウシクとの対戦を済ませてから、フューリー戦にフォーカスする見込みだった。

フューリー対ワイルダー第3戦が延期となれば、その計画にも影響が出ることになる。

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