【NFL】2025年スーパーボウルのハーフタイムショーは誰? 報酬・歴代出演者一覧

David Suggs

Bryan Murphy

石山修二 Shuji Ishiyama

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マイケル・ジャクソンやポール・マッカートニー、U2、コールドプレイなど、大物アーティストの登場が毎回話題となるNFLスーパーボウルのハーフタイムショー。現地時間2025年2月9日(日)に米ルイジアナ州ニューオリンズのシーザーズ・スーパードームで開催される第59回スーパーボウルには、ラッパーのケンドリック・ラマーが出演する。

ここでは、ケンドリック・ラマーについて、そして過去のスーパーボウル・ハーフタイムショーの出演者をまとめる。

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ケンドリック・ラマーって誰?

2024年のNFLシーズン開幕直前、ラマーは自身のYouTube、SNSでスーパーボウル出演を発表した。

ラマーは2021年発表の2ndアルバム『Good Kid, m.A.A.d City』でブレーク以降、ラッパーとして常に最前線で活躍を続けており、代表曲は 『Humble』、 『Swimming Pools』、 『DNA』、『Alright』、『All the Stars』など枚挙にいとまがない。

またその間には、数々の賞にも輝いてきた。これまでに17のグラミー賞をはじめ、プライムタイム・エミー賞、ブリット・アワード、4つのアメリカン・ミュージック・アワード、6つのビルボード・ミュージック・アワード、11のMTVビデオアワード、29のBETヒップホップアワードを受賞していて、ラップの歴史の中でも屈指の才能と認められている。

今年に入ってからは前々から不仲を報じられていたドレイクとの「ビーフ(ケンカ、揉め事)」が勃発、『Not Like Us』や『Meet the Grahams』といった、ドレイクをディスる曲を次々に発表して話題となっていた。

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ケンドリック・ラマーは過去にもスーパーボウルのハーフタイムショーに出演した?

ラマーは2022年のスーパーボウルで、ドクター・ドレーやスヌープ・ドッグ、エミネム、メアリー・J・ブライジといったラッパーたちとともにハーフタイムショーに出演している。其のステージでは、『m.A.A.d City』と『 Alright』をに加え、エミネム、ドクター・ドレーと一緒に『Forgot About Dre』をパフォーマンスした。

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スーパーボウル・ハーフタイムショー出演者の報酬は? 

ハーフタイムショーに出演するアーティストに支払われる報酬はゼロ、NFLはハーフタイムショーの演出コストは支払うものの、アーティストに対してはギャラを支払っていない。

それでもアーティストがハーフタイムショーに出演する理由の一つはそのインパクトの大きさだ。過去の例で見ると、2019年に出演したマルーン5は、ハーフタイムショー当日に楽曲セールスが434%アップ、2018年のジャスティン・ティンバーレイクのときには534%アップ、2017年のレディー・ガガのときには1000%アップしたと報じられている。

たとえ、ステージのギャラがゼロであっても、全世界で5600万人以上が視聴したというスーパーボウルならではの経済効果が、出演アーティストにはあるわけだ。

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過去のスーパーボウル・ハーフタイムショー出演者一覧

開催年出演者
11967アリゾナ大学とグランブリング州立大学のバンドによる「Super Sighs and Sounds」
21968グランブリング州立大学バンド
31969フロリダ A&M 大学のバンドとマイアミ地域の高校のバンドによる「America Thanks」
41970サザン大学バンド、アル・ハート、ライオネル・ハンプトン、ドク・セヴェリンセン、マルグリット・ピアッツァによる「Tribute to New Orleans」
51971サウスイースト・ミズーリ州立大学バンド
61972エラ・フィッツジェラルド、キャロル・チャニング、アル・ハート、米海兵隊訓練チームによる「Salute to Louis Armstrong」
71973ミシガン大学バンド、アンディ・ウィリアムズ、ウッディ・ハーマンによる「Happiness Is…」
81974テキサス大学バンドによる「ミュージカル・アメリカ」
91975マーサー・エリントンとグランブリング州立大学のバンドによる「Tribute to Duke Ellington」
101976Up With Peopleによる「200 Years and Just a Baby: A Tribute to America's Bicentennial」
111977ウォルト・ディズニー・プロダクションズによる「It's a Small World」
121978ピート・ファウンテン、アル・ハート、ザ・アパッチ・バンドによる「From Paris to the Paris of America」
131979ケン・ハミルトンと様々なバンドによる「Salute to the Caribbean」
141980アップ・ウィズ・ピープルによる「A Salute to the Big Band Era」
151981ピート・ファウンテンとサザン大学バンドによる「A Mardi Gras Festival」
161982アップ・ウィズ・ピープルによる「A Salute to the 60's and Motown」
171983「KaleidoSUPERscope」
181984ウォルト・ディズニー・プロダクションズによる「Salute to the Superstars of the Silver Screen」
191985トップス・イン・ブルーによる「A World of Children's Dreams」
201986アップ・ウィズ・ピープルによる「Beat of the Future」
211987ディズニーと高校バンドによる「Salute to Hollywood's 100th Anniversary and The Land of Make Believe」
221988チャビー・ チェッカー、88 グランド ピアノ、ロケッツ、南カリフォルニア大学とサンディエゴ州立大学のバンドによる「Something Grand」
231989「BeBop Bamboozled」
241990ダグ・ カーショー、イルマ・トーマスによる「Salute to New Orleans」とピーナッツ・キャラクター40周年
251991ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックによる「A Small World Salute to 25 Years of the Super Bowl」
261992グロリア・エステファン、フィギュアスケーターのブライアン・ボイタノ、ドロシー・ハミルによる「Winter Magic」
271993マイケル・ジャクソンによる「Heal the World」
281994クリント・ブラック、ターニャ・タッカー、トラヴィス・トリット、ワイノナ、ナオミ・ジャッドによる「Rockin' Country Sunday」
291995トニー・ベネット、パティ・ラベル、アルトゥーロ・サンドヴァル、マイアミ・サウンド・マシーンによる「Indiana Jones and the Temple of the Forbidden Eye」
301996ダイアナ・ロスによる「Take Me Higher: A Celebration of 30 Years of the Super Bowl」
311997ダダン・エイクロイド、ジョン・グッドマン、ジェームス・ベルーシ、ジェームス・ブラウン、ZZトップによる「Blues Brothers Bash」
321998ボーイズ II メン、スモーキー ロビンソン、クイーン ラティファ、マーサ リーブス、テンプテーションズによる「A Tribute to Motown's 40th Anniversary」
331999スティービー・ワンダー、グロリア・エステファン、ビッグ・バッド・ブードゥー・ダディ、サヴィオン・グローバーによる「Celebration of Soul, Salsa and Swing」
342000フィル・コリンズ、クリスティーナ・アギレラ、エンリケ・イグレシアス、トニ・ブラクストンによる「A Tapestry of Nation」
352001エアロスミス、ブリトニー・スピアーズ、メアリー J. ブライジ、ネリーによる「The Kings of Rock and Pop」
362002U2
372003シャナイア・トゥエイン、ノー・ダウト、スティング
382004ジャネット・ジャクソン、ジャスティン・ティンバーレイク、キッド・ロック、P・ディディ、ネリー、ジェシカ・シンプソンによる「Choose or Lose」
392005ポール・マッカートニー
402006ザ・ローリングストーンズ
412007プリンス
422008トム・ペティ & ザ・ハートブレイカーズ
432009ブルース・スプリングスティーン & The E Street Band
442010ザ・フー
452011ブラック・アイド・ピーズ(ゲスト:アッシャー、スラッシュ)
462012マドンナ (ゲスト: Cee Lo Green、LMFAO、M.I.A. 、ニッキー・ミナージュ)
472013ビヨンセ(ゲスト:デスティニーズ・チャイルド)
482014ブルーノ・マーズ(ゲスト:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
492015ケイティ・ペリー(ゲスト:ミッシー・エリオット、レニー・クラヴィッツ)
502016コールドプレイ(ゲスト:ビヨンセ、ブルーノ・マーズ)
512017レディー・ガガ
522018ジャスティン・ティンバーレイク
532019マルーン 5 (ゲスト:トラヴィス・スコット、ビッグ・ボーイ)
542020シャキーラ、ジェニファー ロペス(ゲスト:バッド・バニー、 J.バルヴィン)
552021ザ・ウィークエンド
562022ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、エミネム、メアリー・J・ブライジ、ケンドリック・ラマー
572023リアーナ
582024アッシャー
592025ケンドリック・ラマー

※この記事はスポーティングニュース国際版の複数の記事を基に翻訳、日本向けに一部編集を加えたものとなります。
参考1:Super Bowl 59 halftime show: Rapper Kendrick Lamar tabbed to headline 2025 championship in New Orleans
参考2:How much money are Super Bowl halftime show performers paid?
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版)

David Suggs

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David Suggs is a content producer at The Sporting News. A long-suffering Everton, Wizards and Commanders fan, he has learned to get used to losing over the years. In his free time, he enjoys skateboarding (poorly), listening to the likes of Stevie Wonder, Marvin Gaye and D’Angelo, and penning short journal entries.

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Bryan Murphy joined The Sporting News in 2022 as the NHL/Canada content producer. Previously he worked for NBC Sports on their national news desk reporting on breaking news for the NFL, MLB, NBA and NHL, in addition to covering the 2020 and 2022 Olympic Games. A graduate of Quinnipiac University, he spent time in college as a beat reporter covering the men’s ice hockey team.

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スポーティングニュース日本版アシスタントエディター