ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が、5月1日(現地4月30日)に本拠地のクリプトドットコム・アリーナで行われたプレイオフ1回戦、ミネソタ・ティンバーウルブズとの第5戦後にメディアの取材に応じた。
この試合で八村は5本の3ポイントショット成功を含む23得点、4リバウンド、1ブロックをマーク。試合はレイカーズが96-103で敗れ、ウルブズ相手に1勝4敗でプレイオフ敗退となった。
以下、八村の試合後の一問一答(英語と日本語での質疑応答。英語は翻訳、質問は要約)。
リバウンドを取れる人が必要、自分もその1人でなくてはいけない
──期待が大きかったなかでの1回戦敗退という結果になったことについて。
八村:悔しいですね、1回戦で負けるとは思っていなかったので。シリーズが始まる前、自信を持っていただけに、悲しいです。
──プレイオフで結果を出すためにチームに必要なことは?
八村:ボックススコアを見ればわかると思いますが、リバウンドが取れませんでした。リバウンドを取れる人が必要だと思います。自分もその1人でなくてはいけないですし、もっとリバウンドに真剣に取り組まなくてはいけないと思っています。
試合を通して(ルディ・)ゴベアに対して1対1でボックスアウトすることはできないし、それではリバウンドは取れません。彼は7フィート2インチ(218cm)あって、ウィングスパンも7フィート5インチ(226cm)あるビッグマンです。それに、ゴベアを守るのにヘルプしたり、ダブルチームすれば、他の選手がオフェンスやリバウンドに飛び込んできて、簡単にやられてしまいます。
ゴベアだけではなく、スターターのうちマイク・コンリー以外は全員リバウンドできるので、それが勝敗の差となってしまいました。
──スモールラインナップで戦うことで、身体にどれだけ負担がかかったか?
八村:大変です。残念ながら、僕はセンターではなく、6フィート8インチ(203cm)、240ポンド(109kg)です。コーチたちが僕を信頼してそういう状況を任せてくれたので、できる限り戦い抜こうとやっていましたが、それにも限界があります。
僕ができることはフェイスガードすること、あとボールをタップすることぐらいで、リバウンドを取るのは難しかったです。それは今シーズンのチーム状況によるものだったので、しかたないです。
──キャリアで一番良いチームにおいて、一番安定した役割を果たしたなかで、JJ・レディック・ヘッドコーチやコーチ陣から得たこと。
八村:JJは始めから、オフェンスやディフェンス、すべての面で信頼してくれました。もっと3ポイントを打つように、ディフェンスやリバウンドや、すべてのことにアグレッシブになるようにと言ってくれました。
そういったことが、バスケットボール選手として助けになりましたし、チームがここまで来るのに貢献できたと思います。そのことには感謝しています。

(以下、日本語)
長い時間試合に出て、80試合できるという目標をたててやった
──今季、チームに必要な選手として成長するために努力してきたこと。
八村:そうですね。このチームとして役割を果たす中で、体作りとか、そういうところも意識しましたし、スターティングでずっと試合に出るっていうことがわかっていたので、長い時間試合に出て、80試合できるという目標をたててやったので、その中でその体作りを意識してやっていました。
──スタッツに表れない部分でもチームに貢献できたことについて。
八村:ケミストリーとかもそうですし、こういうコア選手が集まっていて、その中で良い選手が入ってくるということで、そのコア選手の中のケミストリーはすごく大きかったんじゃないかなと思うし、それのやりやすさっていうのはあったと思う。
──来シーズンに向けて成長したいこと。
八村:まだシーズンが終わったばかりなので、疲れがたまっているので、まずは体をケアして。それをやってから、しっかり考えていきたいなと思います。
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