パ・リーグ3連覇を果たしたオリックス・バファローズだったが、今季は4位に低迷。中嶋聡監督が退任し、来季は岸田護新監督のもと新たな船出を図る。本記事では10月24日に行われるプロ野球ドラフト会議での、オリックスの指名を予想する。
■オリックス・バファローズの1位指名予想
オリックスの1位指名は西川史礁（青山学院大）と予想する。今季のオリックスは100試合以上に出場した野手が西川龍馬、紅林弘太郎、森友哉の3人のみ。規定打席に到達したのもこの3人と、レギュラーを固定することができなかった。
その中でやり繰りしながらの戦いだったが、リーグ5位のチーム打率.238、402得点と攻撃力を欠いた。山本由伸、山﨑福也が移籍しながらも、宮城大弥や曽谷龍平の活躍でリーグ屈指の投手力を誇ったが、攻撃力に課題があった。
外野では来田涼斗や渡部遼人らが台頭も、レギュラー定着には至らず。西川を指名できれば、外野のレギュラー候補というだけでなく、うまく適応できれば上位打線を任せられる打力も魅力。野球日本代表・侍ジャパンのトップチームでも活躍した大学No.1野手を指名できれば、大きな戦力アップとなる。
■オリックス・バファローズのその他の指名予想
1位で西川の指名に成功した場合、育成力を活かして将来性豊かな高卒投手、西川に続く即戦力野手を2位以下で指名したい。
今年のドラフトでは、将来性豊かな高校生の大型投手が多く、自慢の育成力で未来のエースへと育てあげたい。今朝丸裕喜（報徳学園高）や藤田琉生（東海大相模高）を指名できると良いが、1位指名の有力候補でもある。最速153キロを誇る村上泰斗（神戸弘陵高）や狩生聖真（佐伯鶴城高）、清水大暉（前橋商）らを指名できれば、オリックスで大成する未来が見えそうだ。
西川に続く即戦力野手としては、逆方向にも一発を打てる吉納翼（早稲田大）、粗削りだが爆発力のある麦谷祐介（富士大）といった外野手を指名できれば、一気に外野の層が厚くなりそうだ。左の強打者がいない状況も解消できる。内野であれば、左の強打者でもある柳舘憲吾（国学院大）、右の大砲候補の佐々木泰（青山学院大）を獲得できれば、宗佑磨の対抗馬としても期待できる。
現在の捕手陣は、若月健矢、森友哉、石川亮が同世代（29歳※2025年4月1日時点、以下同）で、内野や指名打者での出場がメインの頓宮裕真が28歳、続く福永奨が25歳で、その次が19歳の堀柊那という編成。絶対数が少ない上に20代後半で固まっていることから、枚数を増やしたい。
中京大中京高時代から全国大会、国際試合での経験が豊富な印出太一（早稲田大）や、守備面で高い評価を受ける石伊雄太（日本生命）、名城大時代から注目を浴びる強打の捕手・野口泰司（NTT東日本）を指名できれば層が厚くなる。
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