バスケ女子カナダ代表がボスニア・ヘルツェゴビナ代表に圧勝しW杯本戦出場権を獲得|FIBA女子W杯2022予選

及川卓磨 Takuma Oikawa

バスケ女子カナダ代表がボスニア・ヘルツェゴビナ代表に圧勝しW杯本戦出場権を獲得|FIBA女子W杯2022予選 image

試合最多28得点をマークしたカナダ代表 #6 ブリジット・カールトン

2月12日、おおきにアリーナ舞洲(大阪府大阪市)でFIBA女子バスケットボール ワールドカップ2022予選の日本(大阪)大会、カナダ代表対ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の一戦が行われ、カナダが96-64で圧勝した。2日前に日本代表に敗れたカナダは予選を1勝1敗で終え、W杯本戦出場権を獲得した。

第1クォーターの10分間で30-19と二桁リードを奪ったカナダは、第2Qに入っても勢いを止めることなく、前半を57-36と21点リードで終える。後半も39-28とリードを広げると、最終的に32点差の快勝を収めた。

カナダは#6 ブリジット・カールトンがチーム最長となる32分49秒出場してフィールドゴール12本中11本を沈める驚異的なシューティングを見せ、試合最多の28得点と爆発した。2点ショットは5本全て成功、3ポイントショットも7本中6本を成功させる大当たりだった。カールトンは日本戦でも3P6本中4本成功と、同予選2試合で13本中10本の3Pを成功させている。

カールトンのほか、#11 ナタリー・アチョンワがFG10本中8本成功などで21得点、#14 カイラ・アレクサンダーも14得点と続いたカナダは、チーム全体でFG60本中36本成功(60%)、3P19本中8本成功(42.1%)と、ほぼ完璧といっていいゲームを披露した。

一方、ボスニアは大黒柱の#35 ジョンケル・ジョーンズが第1Qだけで11得点(FG4/6、3P2/3)と昨季WNBAでMVPを獲得した実力を見せつけたものの、第2Q以降はカナダの見事なローテションディフェンスに阻まれ、リズムを大きく崩してしまう。

結局、ジョーンズは第4Q序盤までフル出場するなど奮闘したものの、第2Q以降はFG8本中1本成功、4得点に抑え込まれ、最終的に15得点にとどまった。得点のほか、5リバウンド、5アシスト、2スティールを記録している。

ジョーンズのほか、ボスニアは #7 ニコリーナ・バビッチがチーム最多の16得点、 #15 Nikolina Dzeboが9得点をマークした。

ボスニア・ヘルツェゴビナは明日(13日)、同会場で日本代表と対戦する。

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及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。