【Bリーグ】「あの」衝撃から約2年、秋田が横浜にリベンジを狙う

JUN SAITO

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B1の秋田ノーザンハピネッツは、1月26、27日に行われる第21節で横浜ビー・コルセアーズをホームのCANアリーナ★あきたに迎える。強豪がひしめく東地区で5位と苦戦する秋田と、中地区の最下位に沈む横浜。今季の残留争いを大きく左右する一戦の注目ポイントは、秋田が狙う「2年越しのリベンジ」だ。

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2017年5月14日、衝撃的な結末

2点のビハインドを追う横浜に、残された時間は7秒だった。

秋田・安藤誓哉のジャンプショットがリングを弾き、ディフェンスリバウンドを奪ったジェイソン・ウォッシュバーンから川村卓也にボールが託される。5秒、4秒、3秒、2秒。タイムリミットを背中に刻みながら左サイドに切り込んだ背番号1は、苦しい体勢からスリーポイントを狙った。

両チームの運命を乗せて放物線を描いたボールは、ネットに吸い込まれた。逆転のブザービーター。それは秋田のB2降格が決定した瞬間だった。川村に折り重なるようにして喜びを爆発させる横浜の選手たち。呆然と立ち尽くし、また、仰向けに倒れる秋田の選手たち。2017年5月14日、B1残留プレーオフ1回戦のGAME3。秋田のホームアリーナに染め分けられたコントラストは、残酷なほどに鮮やかだった。

 

 

秋田が誇るスティール王・中山拓哉

あれから2年。悔しさを力に変えて再びB1に戻ってきた秋田が、昇格後初めて横浜との対戦を迎える。千葉ジェッツ、栃木ブレックス、アルバルク東京など強豪がしのぎを削る東地区で5位にとどまるものの、昨年11月から12月にかけては4連勝を記録。熱狂的なブースターがスタンドを埋め尽くし「クレイジーピンク」とも称される本拠では、昨季の中地区覇者・シーホース三河に連勝するなど既に7勝を挙げている。

B1復帰シーズンを戦う秋田の健闘を支えているのは、ガードの中山拓哉だ。12月23日の千葉戦では宇都直輝(富山グラウジーズ)以来の日本人選手2人目となるトリプルダブルを記録。第19節終了時点でリーグトップのスティールをはじめとして、攻守に献身的な働きを見せている。「あの」残留プレーオフでベンチから試合終了の瞬間を見つめていた中山にとって、残留の行方を大きく占う今回の横浜戦に懸ける思いは強いはずだ。

 

 

横浜はコストナー加入で上昇気流

対する中地区最下位の横浜も、逆襲を狙う態勢は整いつつある。11月は9試合でわずか1勝に終わったものの、12月は大阪エヴェッサに連勝するなど3勝をマーク。12月26日に加入したブランドン・コストナーが得点源として機能し、これまで川村のパフォーマンスへの依存度が高かった攻撃陣のテコ入れに成功している。大晦日に行われた西地区首位の琉球ゴールデンキングス戦では3点差で接戦を制し、約2ヶ月ぶりにアウェーゲームで勝利。敵地への苦手意識を払しょくして、秋田に乗り込む。

勝利した琉球戦で川村はチームハイの23得点。2点差に詰め寄られた最終クォーターの終盤には、重圧の中でフリースローをしっかりと決めてみせた。2年前の残留プレーオフ同様にタフな状況でも仕事ができるエースが、秋田との再戦の鍵を握っている。

クレイジーピンクの雪辱か。横浜の海賊が再び勝利の凱歌を上げるのか。

「残留争い」だけで形容するにはもったいない激戦必至の注目カードは、26日、27日ともに14時05分にティップオフを迎える。


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