【Bリーグ チャンピオンシップ 2017-18特別企画】名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 張本天傑 単独インタビュー「マッチアップはおそらくアイラ・ブラウン。お互いの癖、プレースタイルを分かったうえでどう抑えるかがカギ」

KAZUTO OSHIMA

【Bリーグ チャンピオンシップ 2017-18特別企画】名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 張本天傑 単独インタビュー「マッチアップはおそらくアイラ・ブラウン。お互いの癖、プレースタイルを分かったうえでどう抑えるかがカギ」 image

▶Bリーグ観るならDAZNで。1カ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

名古屋は西宮ストークス、島根スサノオマジックのB1昇格により、今季は西地区から中地区にスライドした。2017-18シーズンの中地区はシーホース三河が独走する一方で、レギュラーシーズンの2位争いは終盤までもつれ、名古屋は微差で2位を守った。粘り強い戦いで、2位と2ゲーム差の西地区4位に沈んだ昨季のリベンジを果たした。

名古屋は張本や笹山貴哉、中東泰斗といった個性的な若手プレイヤーを擁し、大黒柱の“JB”ことジャスティン・バーレルも健在。チャンピオンシップの“台風の目”となる可能性は十分にある。ただし1回戦は熱狂的なファンを要する琉球ゴールデンキングスとのアウェイ戦が待っている。張本はそんなシビアな戦いにどう挑もうとしているのだろうか?

「1試合1試合が命懸け」

――去年の名古屋は後半戦で失速してチャンピオンシップ出場を逃しました。

JB(ジャスティン・バーレル)がケガから帰ってきてもほかの誰かケガをしたり、選手の揃う試合が少なかったです。チャンピオンシップに出られないと決まったときはすごく悔しかったですし、ファンの方にも申し訳ないなと思いました。

ギリギリですが、今年はチャンピオンシップに出場できて、正直ホッとしています。でもここからは「結果こそが全て」ですし、去年の悔しさもあります。今までやってきたことを悔いが残らぬよう、出し切っていきたいです。

――2位争いは終盤戦まで続きましたが、どういう気持ちで戦っていましたか?

後半は1試合1試合がそれこそ命懸けでしたが、落としてしまう試合もありました。負けたときも下を向かず、自分たちが今までやってきたことをもう一回思い出すようにしていました。みんなで話し合ったこともありますし、ここまで来ることができたのはスタッフとチームメイトが支え合えたからだと思います。

――今季から梶山信吾ヘッドコーチが新たに指揮を執っています。チームのどういうところが変わりましたか?

良くなったのは、ひとりひとり選手の個性を引き出してくれるプレーが多くなったことです。わりと若い選手が多いのですが、いい意味で好きにやらせてくれます。

「接戦になっても最後まで我慢できる」

――張本選手はオールラウンドな、状況に応じていろんな働きができる選手ですが、今シーズンを振り返って「こういう個性を出した」「こういう狙いでプレーをした」というポイントはありますか?

ガードとの連携が今年は増えました。昨年まではパスからのキャッチ&シュートとか、ボールを持ってからの1対1が多かった。今年はガードのピックを絡めて得点を取ることが多くなかったなと感じています。

――張本選手はロールプレイヤーとして周りの良さを引き出す役割が増えたということですか?

そうですね。ウチは一人一人の個性が強いので、誰かが一歩を引かないと上手く行かないこともあります。その役割はしっかり自分がやって、上手く回せるようにやりました。

――名古屋や若手の多いチームですが、チームの伸びしろは大きかったのではないですか?

昨年に比べると成長はすごく感じます。特に接戦になった時のゲームコントロールですね。昨年は接戦になると8割くらい落としていましたが、今年はしっかりコントロールできていました。接戦になっても最後まで我慢できるようになっています。

――中地区2位でのチャンピオンシップ出場。嬉しさと悔しさのどちらを強く持っていますか?

どちらもあります。三河さんには6試合で1勝しかしていないですし、接戦の中の2位だったので、どちらかというと悔しさの方が強いですね。

Bリーグ 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 張本天傑

「琉球はアウェイとしては一番やりたくない会場」

――琉球は交流戦で2敗した相手です。印象はいかがですか?

自分のマッチアップはおそらくアイラ・ブラウン選手になると思います。彼とは代表でも一緒にずっとやってきて、紅白戦なら常にマッチアップしていますね。お互いの癖、プレースタイルは分かり切っているので、分かったうえでどう抑えるかがカギになります。

(ブラウンは)最近スリー(ポイントショット)の確率が上がってきたので、そこのクローズアウトからしっかりドライブをさせて難しいシュートを打たせること。あとはリバウンドがすごく強いので、しっかりボックスアウトすることが大切です。

――琉球のアリーナの雰囲気は熱狂的なモノになりそうですが?

あれはたぶん、実力を2倍にさせてくれるような……。独特の雰囲気だし、アウェイとしては一番やりたくない会場ですね(笑)

でも逆に言ったら向こうもホームで「勝たなければいけない」というプレッシャーが強いと思うので、こちらとして有利になってくる。自分たちはここまで来たらやるだけなので、プレッシャーを感じず思い切ってプレーしたいです。

――チャンピオンシップをどう戦いたいと考えていますか?

自分たちのスタイルはプレッシャーディフェンスで相手のペースを上げる、速い展開からのバスケットなので、そこをしっかり出したい。まず一つ一つの試合で、いつも通りに自分たちのバスケットを出し切ることが大切になると思います。

聞き手: 大島和人

【ジロ・デ・イタリア注目記事】
ジロ・デ・イタリアとは?|初夏のイタリアを駆け巡る世界3大自転車レース

【DAZN関連記事】
【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
DAZNでF1放送を視聴する方法は?
【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン

KAZUTO OSHIMA