Bリーグ第9節 千葉ジェッツvs琉球ゴールデンキングス 展望

Sporting News Japan Staff

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試合日程

・11月10日 15時05分 船橋アリーナ
・11月11日 15時05分 船橋アリーナ

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B1東地区2位の千葉(10勝2敗)と西地区2位の琉球(10勝2敗)という、リーグ全体のトップを争う2チームが、千葉の地元船橋アリーナで対戦する。

Michael Parker

王座を目指す2チームが激突

千葉は第7節まで今季リーグ最長の10連勝を記録していた。しかし前節は、東地区首位を走る栃木ブレックス(11勝2敗)とのアウェイゲームに61-73で敗れた。

ここまでの3敗は、川崎ブレイブサンダースへの2敗と前節の栃木戦。シーズン序盤に叩いておきたいライバルに喫した敗北は、エリートチームに対抗できる力と共にひ弱も露呈した形だ。特に川崎との2試合目(10月6日のホームゲーム、66-68)と栃木戦は、第4クォーター終盤まで十分勝機があったにもかかわらず、最後の1分間を乗り切れなかった。ただし、キャプテン小野龍猛(197㎝|F)を右手舟状骨骨折で欠くなか、それ以外に取りこぼしなく白星を重ねてきたことは非常に高く評価されるべきだ。

一方、琉球の10勝には、同じ西地区のライバル名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(11勝2敗、西地区首位)と、2年前のBリーググランドオープニングで連敗を喫した因縁の相手、アルバルク東京(9勝4敗、東地区3位)からの4勝が含まれる。ところが前節は、西地区最下位のライジングゼファーフクオカ(2勝11敗)とのホームゲームにまさかの敗北。ぜひとも勝ちたいライバルを倒しながら、勝つべき“格下”に屈し不安定な側面をのぞかせた。また、5点差以内の勝負では2勝3敗(直近の3試合では3連敗)と分が悪く、接戦の終盤の戦い方に課題があるとも言えそうだ。また、琉球は昨季、船橋で1度も勝っておらず(4敗)、アウェイの雰囲気に押されないことも重要ポイントだ。

Togashi vs Namizato

並里、富樫のプレイメイクに注目

戦力的には、両チームともバランスの良いロスターを持っている。また、強みを引き出すスマートかつ決定力のあるプレイメイカーがいるのも共通の特徴だ。

千葉は平均17.7得点のマイケル・パーカー(200㎝|PF)を筆頭に、ジョシュ・ダンカン(205㎝|PF|平均13.7得点)、富樫勇樹(167㎝|PG|平均12.5得点)、ギャビン・エドワーズ(206㎝|PF|平均11.4得点)と4人が平均で二桁得点を記録中。チーム平均得点81.3はリーグ4位だ。なかでも主軸のパーカーは9.8リバウンド(同10位タイ)、平均1.8ブロック(リーグ2位)、1.8スティール(同3位)と攻守両面で特筆すべき活躍を見せている。この“ビッグ4”に加え、千葉は石井講祐(182㎝|SG)が3ポイント成功率(50.0%)でリーグ1位に立っている。

対する琉球は、千葉に比べわずかに得点(平均79.5)が少ないが、ジョシュ・スコット(209㎝|C|平均17.5得点)とジェフ・エアーズ(206㎝|PF|13.6得点)の2人が平均で二桁得点を記録しているほか、並里 成(172㎝|PG)が平均9.8得点、古川孝敏(190㎝|SF)が同9.4得点、さらにはアイラ・ブラウン(193㎝|SF/PF)が同8.4得点と得点が分散。また、2014年にサンアントニオ・スパーズでNBAチャンピオンになったエアーズは、3P成功率38.9%(リーグ10位)、平均リバウンド7.8本と、経験豊富な“ストレッチ4”として柔軟な活躍ぶりだ。

琉球はまた、平均失点が千葉の72.4に対し68.2と低い。千葉は前節に続いて厳しいプレッシャーへの対応が必要で、60点台に抑えられるようだと琉球が有利だろう。この面でカギを握るのは両チームのバックコート。アシスト5.6本がリーグ4位の富樫は、前節は4アシストを記録したものの十分オフェンスの起点になったとは言い難い。琉球の並里は、現在平均8.1アシストがリーグ1位で、その出来がチームオフェンスの出来に直結する。彼ら2人を軸としたバックコートのマッチアップで優位に立った方に、勝利の女神がほほ笑むのではないだろうか。


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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。