Bリーグ第5節 栃木ブレックスvs秋田ノーザンハピネッツ レポート:栃木が秋田の猛反撃を退ける

Takashi Aoki

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スコア

    1Q 2Q 3Q 4Q 最終
  栃木 21 18 19 19 77
  秋田 13 19 15 27 74

先発出場メンバー

栃木ブレックス 
渡邉裕規(180㎝|PG)
鵤誠司(184㎝|PG)
栗原貴宏(192㎝|SF)
ジェフ・ギブス(188㎝|PF/C)
ライアン・ロシター(206㎝|PF/C)

秋田ノーザンハピネッツ
小野寺祥太(183㎝|PG)
中山拓哉(182㎝|PG/SG)
白濱僚祐(189㎝|SF)
ジャスティン・キーナン(201㎝|PF/C)
カディーム・コールビー(206㎝|PF/C)

Kosuke Takeuchi

栃木は控え選手が大きくステップアップ

田臥勇太が腰痛、遠藤祐亮が体調不良。栃木ブレックスは先発ガード陣を欠くなかで、秋田ノーザンハピネッツとのアウェイ戦に臨んだ。「激しいディフェンスにターンオーバーも増えましたし、自分たちのやりたいバスケットをなかなかやらせてもらえなかったです」と安齋竜三HCが振り返ったように、2人の不在はオフェンス面で影響が出た。

前からのプレス、プレーを先読みしたスティールを狙う秋田のディフェンスによって、栃木は今季最多となる12本のターンオーバーを犯し、そこからの失点も16と多かった。とはいえ、ボールハンドリングのうまいライアン・ロシターとジェフ・ギブスの存在が、渡邉裕規や鵤誠司の負荷を軽減できたのはまちがいない。

特にロシターは厳しいマークに直面しながらも、視野の広さを発揮してオープンのチームメイトへ何度もいいパスを決め、2015年3月28日の和歌山トライアンズ戦で記録した10本を更新する11本のアシストを記録。1点差だった第4クォーター残り21秒には、結果的に決勝点となるオフェンシブリバウンドからのシュートを決めていた。ギブスがファウルトラブルに直面するなか、22得点、8リバウンド、11アシストというあわやトリブルダブルの活躍は、栃木が3点差で競り勝つ原動力になった。

ギブスのファウルトラブルをカバーした点で、竹内公輔のステップアップも忘れてはならない。いいタイミングのカットから2度ゴール下で得点を奪うなど、10本中7本のフィールドゴールを決めての14得点に加え、3ブロックショット、1スティールとディフェンスでの貢献度が非常に大きかった。左ひざの痛みと付き合いながらのプレーを続けているが、「自分自身のコンディションも良くなっている。あまり練習ができていなかったので、試合を重ねるごとに状態が上向いてきているのは良い兆候」という言葉は、栃木にとって心強いだろう。

北海道の2戦目に続いて先発した鵤は、15本中3本成功とシュートの精度がいまひとつだった。しかし、第4Q残り1分36秒にジャンプショット、残り10秒でリードを3点に広げるフリースローを2本とも着実に決めるなど、ガード陣で欠かせない存在に成長していることを証明。田臥と遠藤が復帰すればバックアップに戻ることになるといえ、安齋HCからの信頼を勝ち取ったのは明らかであり、相手からすると厄介な選手になるかもしれない。

Akita Northern Happinets

ターンオーバーとファウルが課題の秋田

ホームの秋田は熱いファンのサポートもあり、第4Qで素晴らしい粘りを見せた。カディーム・コールディーが23得点、ジャスティン・キーナンが19得点を奪うなど、インサイドの2人にボールが入れば、タフな栃木のディフェンス相手でも得点につながる形を作れたことはプラス材料。もちろん、激しいディフェンスからターンオーバーを奪い、速攻で得点を奪う持ち味を発揮するシーンもあった。

小野寺翔太は7アシスト、中山拓哉もドライブを中心に15得点を奪うなど、先発ガード陣はB1でも十分にやれることを示している。ただし、ターンオーバーの数が2人とも3本ずつ。チーム全体で平均15.9本という数字を見れば、オフェンスは発展途上の段階であることを否定できない。

アグレッシブなディフェンスによる副作用でファウルの数が増えてしまい、フリースローの数で差が出る(この試合は秋田の7本に対して栃木が20本)ことも課題。負けた5試合はすべて相手よりも少なく、逆に勝った3試合はすべて上回っているというデータもある。ターンオーバーとファウルの数を減らすことは、今後秋田が勝ち星を増やしていくためのカギになるだろう。

第5節終了時点の成績

栃木 7勝1敗(B1東地区3位)
秋田 3勝5敗(B1東地区4位)


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Takashi Aoki