劇的決勝ブザービーターでセルティックス勝利 ヒートとのシリーズは第7戦へ|NBAプレイオフ2023東地区決勝

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劇的決勝ブザービーターでセルティックス勝利 ヒートとのシリーズは第7戦へ|NBAプレイオフ2023東地区決勝 image

5月27日(日本時間28日)、フロリダ州マイアミのカセヤ・センターで行われたイースタン・カンファレンス・ファイナル第6戦、ボストン・セルティックス対マイアミ・ヒートの一戦は、104-103でセルティックスが勝利し、シリーズを3勝3敗とした。

残り5分を切って二桁点差をつけながら、3-12のランで1点差まで迫られたセルティックスは、2点リードで迎えた残り3秒にジミー・バトラーの3本のフリースローで逆転される。

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タイムアウト後、インバウンズパスを受けたマーカス・スマートの残り1秒の3ポイントショットはリングに嫌われるが、オフェンシブリバウンドに飛び込んだデリック・ホワイトがプットバック。残り0.1秒のホワイトの逆転決勝ブザービーターショットで、セルティックスがシリーズをタイとした。

セルティックスは昨季の東地区決勝でもヒートと対戦しており、敵地での第7戦を制してNBAファイナルに駒を進めた。この試合を含め、セルティックスはマイアミでの東地区決勝でここ6試合5勝という成績だ。

NBAプレイオフの歴史で、0勝3敗から第7戦に持ち込んだのは、1951年NBAファイナルのニューヨーク・ニックス、1994年セカンドラウンドのデンバー・ナゲッツ、2003年ファーストラウンドのポートレート・トレイルブレイザーズに続く史上4チーム目となる。

過去の3チームはいずれも第7戦で敗れており、0勝3敗から逆転でシリーズを制したチームは過去150例でひとつもない。今回のセルティックスが第7戦で勝てば、史上初のケースだ。

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セルティックス(3勝3敗)はジェイソン・テイタムが31得点、11リバウンド、5アシスト、ジェイレン・ブラウンが26得点、10リバウンド、スマートが21得点、ホワイトが11得点、6アシスト、ロバート・ウィリアムズ三世が10得点、7リバウンドを記録している。

ホワイトのラストショットを、セルティックスは「ザ・ショット」と呼ぶかもしれない。負ければ敗退というエリミネーションゲームでビハインドを背負っていたチームが逆転決勝ブザービーターショットを決めたのは、NBAの歴史でホワイトが2人目。もうひとつは、1989年のクリーブランド・キャバリアーズ戦でシカゴ・ブルズのマイケル・ジョーダンが決めたショットだ。

ホワイトは「ボールが僕のところに来たんだ」と振り返った。

「そしてショットを決めたんだよ」

また、ホワイトは「とにかくうれしい」と喜んだ。

「シーズンがかかっていた。僕らは終わりにしたくないんだ」

ジェイレン・ブラウンは「電光石火のごとくホワイトがどこからともなく出てきて、救ってくれたんだ」と賛辞を寄せている。

「素晴らしいプレイだよ」

ジョー・マズーラ・ヘッドコーチは「信頼、愛、団結、フィジカル、信念だ」と話した。

「そういったことのすべての組み合わせだよ。ロッカールームで始まるんだ。選手たちが選んで決めた。彼らがお互いを信じることを選んだんだ」

一方、ヒート(3勝3敗)はバトラーが24得点、11リバウンド、8アシスト、ケイレブ・マーティンが21得点、15リバウンド、ゲイブ・ビンセントが15得点、ダンカン・ロビンソンが13得点、バム・アデバヨが11得点、13リバウンド、5アシスト、マックス・ストゥルースが10得点をマークしている。

エリック・スポールストラHCは「7試合のシリーズだ」と話した。

「第7戦以上のものはない」

バトラーは「ロードで特別なことをしなければいけない」と意気込んだ。

「でも、僕たちは特別なグループだ」

第7戦は29日(同30日)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われる。この試合の勝者は、6月1日(同2日)から始まるNBAファイナルで西地区第1シードのデンバー・ナゲッツと対戦する。

セルティックス対ヒート第6戦 試合情報

ボックススコア配信

ヒート:第8シード/(3勝2敗)
セルティックス:第2シード/(2勝3敗)

会場:カセヤ・センター(フロリダ州マイアミ)
日時:2023年5月28日午前9:30(日本時間)
配信:NBA Rakuten

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ