渡邊雄太が復帰初戦で今季自己最多タイの11得点 グリズリーズはペリカンズに黒星

坂東実藍 Miran Bando

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メンフィス・グリズリーズの渡邊雄太が2月13日(現地時間12日)、テネシー州メンフィスのフェデックス・フォーラムで行われたニューオーリンズ・ペリカンズ戦で途中出場し、復帰デビューを飾った。渡邊は今季自己最多タイとなる11得点を記録。グリズリーズは87-96で敗れている。

渡邊は25分間の出場で3ポイントショット7本中1本成功を含むフィールドゴール12本中5本成功の11得点(フリースロー試投なし)。そのほか、2リバウンド、1アシスト、2スティールをマークしている。ターンオーバーとパーソナルファウルは各1、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-1だった。

9日(現地8日)のトレードデッドライン(トレード期限)でフェニックス・サンズからグリズリーズにトレードされた渡邊は、11日(現地10日)のシャーロット・ホーネッツ戦でベンチ入りしたが、出場機会がなかった。移籍から2試合目での復帰デビューとなる。

2018-2019シーズンにNBAキャリアをスタートさせたグリズリーズで、2年目から着用していた背番号18を纏った渡邊は、第1クォーター残り6分9秒にコートイン。前半は3本の3Pを含む4本のFGを放つが決まらず、1リバウンドを記録してハーフタイムを迎えた。

後半、第3Q残り4分3秒にコートに戻った渡邊は、同2分18秒にドライブからトレイ・ジェミソンのレイアップをアシスト。同2分6秒にはスティールからチームの速攻につなげ、フローターで復帰後初得点をあげると、同43秒には右ウィングからこの日4本目の試投で3Pを沈める。

渡邊は第4Q残り10分43秒にもフローターで加点すると、同9分16秒にザイオン・ウィリアムソンのパスをスティール。さらに続くポゼッションでフリースローラインからプルアップジャンパーを決めた。

残り8分2秒には、ビンス・ウィリアムズJr.のお膳立てでダンクを叩きこみ、二桁得点を達成。11月1日(現地10月30日)のサンアントニオ・スパーズ戦に並ぶ今季自己最多タイとした。

前半で14点のビハインドを背負い、第3Qに一時25点差とされたグリズリーズだが、第3Qから第4Qにかけて25-7のランで反撃。第4Q中盤に7点差まで追い上げると、残り3分7秒には5点差まで詰め寄る。

だが、残り1分59秒、同1分28秒と、ブランドン・イングラムに連続で得点を許したグリズリーズは、追いつくには至らず。9連敗を喫した。

グリズリーズ(18勝36敗)はジャレン・ジャクソンJr.が22得点、6リバウンド、ウィリアムズJr.が12得点、9アシスト、ルーク・ケナードが12得点、ラマー・スティーブンズが10得点、7リバウンドを記録している。

一方、2連勝のペリカンズ(32勝22敗)は、ハーバート・ジョーンズが17得点、9リバウンド、5スティール、イングラムが16得点、6リバウンド、ザイオン・ウィリアムソンが14得点、5リバウンド、CJ・マカーラムが11得点、5リバウンド、ホセ・アルバラードが10得点をマークした。

グリズリーズは2月15日午前10時(現地14日)、フェデックス・フォーラムでヒューストン・ロケッツと対戦する。

ボックススコア

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。