渡邊雄太が終盤出場でダンク&3Pなど7得点 サンズはワシントン帰還のビール活躍で快勝

坂東実藍 Miran Bando

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フェニックス・サンズの渡邊雄太が2月5日(現地時間4日)、ワシントンDCのキャピタル・ワン・アリーナで行われたワシントン・ウィザーズ戦で途中出場し、7得点を記録した。サンズは140-112で勝利している。

渡邊は7分54秒間の出場で3ポイントショット2本中1本成功を含むフィールドゴール4本中3本成功の7得点(フリースロー試投なし)。そのほか、2スティールをマークしている。ターンオーバーは1、パーソナルファウルはなく、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-1だった。

サンズが39点と大差をつけ、主力を下げた終盤にコートに立った渡邊は、残り4分19秒にアンソニー・ギルからボールをスティール。そのままダンクを叩きこむ。

さらに渡邊は残り2分17秒、オフェンシブリバウンドを拾ったチメジー・メトゥのアシストでトップから3Pを沈める。渡邊の3P成功は12月13日(現地12日)のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦以来だ。

残り2分2秒にもアンソニー・ギルのパスをインターセプトし、スティールを記録した渡邊は、同1分30秒のトップからの3Pは決まらなかったが、同1分12秒に速攻からレイアップを沈め、7得点として試合終了を迎えた。

サンズはウィザーズで11シーズンを過ごし、オフシーズンのトレードで加入したブラッドリー・ビールが、初のワシントン帰還で今季自己最多の43得点、6アシストと活躍している。

試合前の選手紹介時にトリビュート映像とスタンディングオベーションで迎えられたビールは、前半だけで26得点をマーク。試合後、ビールは「このアリーナのことはちょっと知っているからね」と話した。

第1クォーターで14点差をつけたサンズは、第2Qにも11-2のランでリードを広げ、ハーフタイムまでに21点差とする。後半も出だしからビールのレイアップでウィザーズにタイムアウトを要求させたサンズは、FG成功率61.4%を記録し、第4Qに一時32点差をつけて快勝している。

サンズ(29勝21敗)は渡邊やビールのほか、ユスフ・ヌルキッチが18得点、13リバウンド、8アシスト、ケビン・デュラントが18得点、デビン・ブッカーが14得点、6アシストを記録した。

一方、ウィザーズ(9勝40敗)はデニ・アブディヤが24得点、ユージーン・オモルイが16得点、10リバウンド、ダニエル・ギャフォードが15得点、7リバウンド、コーリー・キスパートが15得点、タイアス・ジョーンズが14得点、8アシスト、ランドリー・シャメットが13得点をマークしている。

サンズは2月7日午後12時(現地6日)、アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターでミルウォーキー・バックスと対戦する。

ボックススコア

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。