渡邊雄太「MRIを撮って、その結果は問題ありません」|76ers戦前一問一答(11月23日/現地22日)

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杉浦大介 Daisuke Sugiura

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11月23日(現地時間22日)、ブルックリン・ネッツの渡邊雄太が、ペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われたフィラデルフィア・76ers戦を欠場した。

渡邊は右ハムストリングの張りで欠場し、今季3度目の欠場となった。翌日には古巣トロント・ラプターズとの一戦が控えている。

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以下、試合前のロッカールームで行われた1対1の質疑応答の抜粋(すべて日本語でのやり取り。質問は要約)。

太ももの裏などで大きいケガに繋がる可能性もあるということで、大事をとって

――故障の内容は。

渡邊:右ハムストリングの痛み、張りです。このあいだの試合後にウェイトトレーニングをやっているときに少し痛いかなと思って、足のトレーニングだったので、その時点でやめました。一応、MRIを撮って、その結果は問題ありませんでした。ただ、痛みが出ているあいだは無理をしないように、太ももの裏などで大きいケガに繋がる可能性もあるということで、大事をとってという感じです。

――前の試合中(20日のグリズリーズ戦)には痛みはなかったのか。

渡邊:まったくなかったです。ただ、ウェイトトレーニングでのケガというわけではなく、試合中に何かをやって、ウェイト中にハムストリングのトレーニングをやろうとしたら、ちょっと違和感があったという感じです。

――まだ痛みはあるのか。

渡邊:プレイをしようと思えばできるレベルではあるんですけど、痛み自体はちょっとあります。

――76ers戦前、コートで練習をこなしていたが、普段通りのメニューだったのか。

渡邊:いえ、そんなに動かず、スポットアップのシューティングです。痛みが出ない程度にやったので、走り回ったりはしていません。

――過去にハムストリングを痛めた経験は。

渡邊:最近はないです。高校のときとかまで遡ればあるような気がします。NBAに入ってからはなかったと思いますが、(これまで経験のない痛みとか)そういう感じではないです。

今でも僕が活躍した試合のあと、たくさんのラプターズファンからメッセージが届きます

――明日、古巣トロントでのラプターズ戦でプレイしたいという気持ちは強いか。

渡邊:やはりあのアリーナで、去年までのチームメイトと一緒にプレイしたい、コーチ陣の前で今の自分のプレイを見せたいというのももちろんあります。今でも僕が活躍した試合のあと、たくさんのラプターズファンからメッセージが届きます。そういうのを含めて、トロントの人たちの前でプレイしたいという想いはあります。明日の朝、様子を見て、できればプレイしたいです。

――古巣のことを思い返して、浮かんでくることは。

渡邊:いいこともたくさんあった分、しんどいこともたくさんありました。でも、楽しかったなという気持ちがやはり真っ先にあります。あの日々がなかったら、今の自分は絶対にない。あそこで学んだメンタリティだったりとか、基礎的な部分だったりとか、そういうのが今に生きていることは間違いないです。

取材・一問一答構成:杉浦大介


ネッツは11月24日午前9時30分(現地23日)にオンタリオ州トロント(カナダ)のスコシアバンク・アリーナで渡邊の昨季までのチームだったトロント・ラプターズと対戦する。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ

杉浦大介 Daisuke Sugiura

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東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している。