八村塁、渡邊雄太について語る 「先輩としてすごく尊敬しています」

及川卓磨 Takuma Oikawa

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昨季以来の渡邊雄太との対戦を八村塁も楽しみにしていたが…

2月11日(現地10日)、渡邊雄太が所属するトロント・ラプターズとの一戦を前にワシントン・ウィザーズの八村塁が記者会見に応じた。

【動画】八村塁 ラプターズ戦前 記者会見(日本語)| 2021.2.10

八村は、日本代表の同僚でもある渡邊との対戦について、「世界のトップリーグ(であるNBA)で対戦できるのは僕としても楽しみですし、もし彼が出たら良い試合になるんじゃないかと思います」と語るなど、昨季以来となる対戦を楽しみにしている様子だった。

だが、試合当日になって出場が微妙とされていた渡邊は、この八村の会見の後に行なわれたラプターズのニック・ナース・ヘッドコーチの会見でウィザーズ戦を欠場することが発表された。

これにより、昨季序盤、渡邊がメンフィス・グリズリーズに所属していた2019年12月15日(現地14日)の対戦以来となるはずだったコート上でのふたりのマッチアップはおあずけとなった(同じ試合での出場は2020年2月にも実現しているものの、このときは同時間帯の出場はなく、直接のマッチアップもしなかった。今回はお互いの所属チーム同士の対戦としては3度目となる)。

渡邊雄太とは「仲いい」「良い関係」

日本人対決は先送りとなったものの、八村はこの会見で渡邊の最近の活躍やふたりの関係性について語っている。

最近の渡邊の活躍については「ラプターズはディフェンスを大事にしているチームだと思いますし、雄太さんもディフェンスがすごく得意な選手なので、フィットできているんじゃないかと思います」と分析した。

「あとは雄太さんも経験をどんどん積み重ねているので、その部分が出てきているんじゃないかと思います」。

ふたりの関係性については「仲良いいですし、お互いに連絡も取り合っています」と明かしている。

「日本でバスケを盛り上げていこうというなかでそれを意識しながらやってきている。良い関係があるんじゃないかと思います」。

また、渡邊が9日(現地8日)の記者会見で八村について、出会った頃と比べて「生意気になってきた」と笑顔で語ったことについて聞かれると、「生意気というか、僕はもともとそんな感じなので」と笑みを浮かべた。

「雄太さんのことは先輩としてすごく尊敬していますし、僕もふざけるのが多い人なので、そういうところが出てきているんじゃないかと思います」。

今季初の日本人対決は残念ながら実現しなかったものの、ウィザーズとラプターズは同じイースタン・カンファレンスに所属しているため、シーズン後半戦(日程未発表)で再び試合が組まれる可能性は高い。引き続き、日本バスケットボール界を牽引するふたりのNBAでの対戦を楽しみに待ちたいところだ。


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及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。