八村塁「ディーロー(ディアンジェロ・ラッセル)が戻ってきたっていうのが一番大きい」|ニックス戦後一問一答(3月13日/現地12日)

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宮地陽子 Yoko Miyaji

八村塁「ディーロー(ディアンジェロ・ラッセル)が戻ってきたっていうのが一番大きい」|ニックス戦後一問一答(3月13日/現地12日) image

ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が、3月13日(現地12日)にホームのクリプトドットコム・アリーナで行われたニューヨーク・ニックス戦後にメディアの取材に応じた。

この試合で八村は、27分25秒間のプレイで3ポイントショット3本中2本成功を含むフィールドゴール9本中5本成功の12得点、3リバウンドを記録。チームは108-112で敗れている

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以下、八村の試合後の一問一答(前半は英語での質疑応答の翻訳、後半は日本語での質疑応答。質問は要約)。


僕らはリズムに乗ることができず、悔しい負けとなりました

──3連勝の勢いを持ち込めずに負けた理由は?

八村:今夜は悔しい試合でした。後半に多くのオフェンシブリバウンドを取られてしまいました。それに相手はショットがよく決まっていて、良いリズムでプレイさせてしまいました。僕らはリズムに乗ることができず、悔しい負けとなりました。

──最後にシュルーダーが得点した時に19秒あったのが、残り5秒までファウルできなかったことについて。

八村:スティールしようとしていたのですが、できずにそうなってしまいました。あれで10秒ぐらい失ってしまいました。コミュニケーションの問題もあります。その後、フリースローを決められてしまいました。

──試合後のダービン・ハム・ヘッドコーチからチームへのメッセージは?

八村:次の2試合に集中するようにということでした。僕らは次の2試合に勝つ必要があります。この試合から切り替えて、次の2試合に勝ちたいと思います。

──第4クォーター序盤で93−93と同点だったのが、その後、RJ・バレットに続けて決められてしまい点差が開いてしまった。ディフェンスの何が悪かった?

八村:彼はリムをアタックしていて、僕らはそれを止めることができませんでした。左が強い選手なので、右に行かせなくてはいけなかったのですが、それをやらずに勢いに乗らせてしまいました。速攻でも走られてしまいましたし、シュートもすべて決められてしまいました。

──今日負けたことで、これまでのチームの勢いが変わったように感じる?

八村:ノー。まったくそうは思いません。この試合から学ぶ必要はありますが、負けたことは忘れて、次の2試合に集中する必要があります。

──トレード期限以降、まだ一度も連敗していないことについて。

八村:僕らはまだ新しいチームで、ケミストリーを築こうとしているところです。毎試合、良くなっていくと思います。チームとしてひとつにまとまってプレーし、次の2試合に勝たなくてはなりません。

(以下、日本メディアに日本語で対応)

ディーロー(ディアンジェロ・ラッセル)が戻ってきたっていうのが一番大きい

──リバウンドは3本だけでしたが、それでもゴール下で身体を張ってブロックアウトしたりしていました。そこは意識しているところですか?

八村:そうですね。特にこのチーム(ニックス)はすごいフィジカルが強いチームだったので、そのなかで僕もそれを意識しながらやってたんですけど、最後の第4Q、セカンドハーフにすごくやられたなという感じがありましたね。

──攻撃で以前より絡めるようになった理由。

八村:多分、僕の感じだと、ディーロー(ディアンジェロ・ラッセル)が戻ってきたっていうのが一番大きいかなと思いますね。ディーローはパスがすごいうまい選手ですし、ちゃんとしたところでパスしてくれるというのもあります。彼とは結構話していて、彼も僕にもっとやってほしいということで。彼とのスクリーンもそうですし、あとは僕がフリーになった時にしっかり見つけてくれてるんじゃないかなと思いますね。

──レイカーズで1か月ぐらい試合をしてみて。

八村:チームも何回か新しいチームになったので──2回ぐらい変わって、僕もそのなかでポジションも(変わりました)し、そのなかで、自分のプレイをしながらこのチームにどうやって貢献できるかってことで、少しずつ、この何試合かでリズムをつかめているんじゃないかなと思うので、そのままの勢いでやっていきたいなと思います。

取材・一問一答構成:宮地陽子


レイカーズは次戦、3月15日 午前9時(現地14日)にルイジアナ州ニューオーリンズのスムージー・キング・センターでニューオーリンズ・ペリカンズと対戦する。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ

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東京都出身。ロサンゼルスを拠点とするスポーツライター。バスケットボールを専門とし、NBAやアメリカで活動する日本人選手、国際大会等を取材し、複数の媒体に寄稿。著書に「The Man ~ マイケル・ジョーダン・ストーリー完結編」(日本文化出版)、「スラムダンク奨学生インタビュー その先の世界へ」(集英社)、編書に田臥勇太著「Never Too Late 今からでも遅くない」(日本文化出版)