バスケW杯2023のバックコートはカナダが米国やドンチッチを抑えてトップ|FIBAワールドカップ2023

Stephen Noh

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2023年8月に開催される『FIBAバスケットボールワールドカップ2023』は才能溢れる選手で埋め尽くされそうだ。

ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)といったNBAの大物選手たちは、すでに各代表チームでのプレイを表明している。彼らはNBA以外の最高の選手たちとともに素晴らしい戦いを繰り広げるだろう。

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なかでも、このW杯に出場するチームには非常に才能豊かなバックコート陣が揃っている。トップ4は以下のとおりだ。

FIBA W杯2023 ベストバックコート

Shai Gilgeous-Alexander 05022023
(NBA Getty Images)

1位 カナダ:シェイ・ギルジャス・アレクサンダーとジャマール・マレー

カナダにはガードの選手が圧倒的に豊富だ。NBAのローテーションプレイヤーであるニキール・アレクサンダー・ウォーカー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ルーゲンツ・ドート(サンダー)、コーリー・ジョセフ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は控えとして出場する可能性が高く、ギルジャス・アレクサンダーとマレー(デンバー・ナゲッツ)は今大会最高の先発コンビとなるだろう。

ギルジャス・アレクサンダーは昨シーズンの終盤にオールNBAファーストチームに選出されるなど、スーパースターへの道を一気に駆け上がったところだ。Statheadによると、1試合平均31.4得点、5.5アシスト、4.8リバウンド、1.6スティール、1.0ブロックという彼の成績は、リーグ史上マイケル・ジョーダン(2度)にしか達成したことがない。

ナゲッツ初優勝に貢献したマレーは、リーグ最高のガードの1人であることを示した。優秀なショットクリエーションと巧みなピック&ロールのおかげで、彼は我々が実施した2016年NBAドラフトの再ドラフトで1位に輝いている。彼が2023年NBAプレイオフで1試合平均26.1得点(レギュラーシーズンの1試合平均を6得点以上上回る)を記録したことからもわかるように、マレーは大事な場面で力を発揮する。

ギルジャス・アレクサンダーとマレーはともに、得点することもチームメイトをお膳立てすることもでき、フィジカルなディフェンスもできるタフな選手だ。この2人が指揮を執れば、カナダのロスターはショットクリエイションに何の問題もないはずだ。

Jalen Brunson
(NBAE via Getty Images)

2位 アメリカ:ジェイレン・ブランソンとタイリース・ハリバートン

アメリカはカナダとそれほど差があるわけではない。

ブランソンはオールスターに出場したことはないが、近い将来、おそらくそれも変わることになるだろう。彼は、プレイオフで1試合平均27.8得点をあげるなどその得点力を高め、ニックスを引っ張った。リーグ屈指のアイソレーション・スコアラーで、スキルの多彩さは誰にも負けない。ディフェンダーとしてはサイズが小さいが、守備では果敢に立ち向かう。

ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)は昨シーズンのレギュラーシーズン中、1試合平均20.7得点、10.4アシストを記録し、自身初となるオールスター出場を果たした。彼はパスの名手であり、3ポイントショット成功率はキャリア40.8%の優れたシューターでもある。アメリカ代表チームのロスターには、パオロ・バンケロ(オーランド・マジック)、アンソニー・エドワーズ(ウルブズ)、ブランドン・イングラム(ニューオーリンズ・ペリカンズ)のような強力なスコアラーが名を連ねるため、ハリバートンは大会を通してアシストを量産するだろう。

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Luka Doncic Slovenia Eurobasket 2022
FIBA

3位 スロベニア:ルカ・ドンチッチとアレクセイ・ニコリッチ

ドンチッチは今大会における最高の選手かもしれない。昨夏のFIBAユーロバスケット2022では、フランスを相手に47得点という記録を打ち立てるなど、この手の舞台ではずっとスターだ。スロベニアを代表できる機会を彼は非常に重要だと考えており、昨シーズンはオールNBAファーストチームのガードにも選ばれている。

ニコリッチは、昨年の予選後半ラウンドではドンチッチと並んで先発出場している。長年スロベニア代表として活躍したゾラン・ドラギッチも先発候補となる。

Sergio Llull Real Madrid Liga ACB Liga Endesa
acb Photo / P. Castillo

4位 スペイン:リッキー・ルビオとセルヒオ・リュル

ルビオ(クリーブランド・キャバリアーズ)は2021年末にACLを断裂し、2022-2023シーズンの後半に復帰。キャリア最低となる1試合平均5.2得点、3.5アシストという不本意な復帰となり、そのことについて彼はまだ100%ではないと認めていた。守備では動きが遅れがちで、プレイオフに進出したキャブズでプレイすることは事実上不可能だった。

オフの時間が増えたことでルビオの身体が回復していることを願う。

リュルは長い間、NBAにはいない最高の選手の一人だった。2022-23シーズンにはレアル・マドリードを11度目のユーロリーグ優勝に導き、優勝決定戦ではウィニングショットを決めている

FIBAワールドカップ2023の概要

  • 日程:8月25日~9月10日
  • 開催地:インドネシア、日本、フィリピン

FIBAワールドカップ2023は、8月25日にグループリーグが開幕する。決勝ラウンドは9月5日に始まり、決勝戦は9月10日(日)に行われる。

FIBA W杯2023 カナダの試合日程

カナダはグループHに属し、ラトビア、レバノン、フランスと、インドネシアのジャカルタでグループフェーズを戦う。

日時 対戦カード・結果
8月25日(金)
22:30
カナダ vs フランス
8月27日(日)
18:45
カナダ vs レバノン
8月29日(火)
22:30
カナダ vs ラトビア

原文:Ranking best backcourts at 2023 FIBA Basketball World Cup: Why Canada has edge over Team USA, Luka Doncic
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc

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Stephen Noh

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Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.