NBAでブロック王に複数回輝いた選手たち

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坂東実藍 Miran Bando

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NBAにおいて重要な守備のスキルがブロックだ。一部の選手たちは、1試合平均のブロックでリーグ最多の数字を複数回記録している。

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ここでは、リムプロテクトが卓越しており、その守備能力を生かして試合に影響を及ぼしてきた選手たちをまとめた。

NBAでブロック王に複数回輝いた選手たち

カリーム・アブドゥル・ジャバー(バックス、レイカーズ)

NBA史上最も偉業を成し遂げたひとりであるジャバーは、4回ブロック王に輝いた。ミルウォーキー・バックス時代の1975年を皮切りに、ロサンゼルス・レイカーズ時代の1976年、1979年、1980年にブロック王となっている。主に得点力やスカイフックで知られるアブドゥル・ジャバーだが、サイズやリムプロテクトのタイミングの良さを生かし、キャリアを通じて見事なディフェンダーでもあった。


マーカス・キャンビー(ラプターズ、ナゲッツ)

キャンビーはブロック王4回。トロント・ラプターズ時代の1998年が最初で、その後はデンバー・ナゲッツ在籍時の2006年、2007年、2008年だ。ショットを阻み、守備を支える力で知られたキャンビーは、所属チームの守備的な成功に大きく貢献した。


マーク・イートン(ジャズ)

イートンもブロック王に4回なっており、1984年、1985年、1987年、1988年と、いずれもユタ・ジャズで達成した。1985年には1試合平均ブロック(5.6)のNBAシーズン記録を樹立している。イートンのショット能力はそのキャリアを通じてジャズの守備戦略の中心だった。イートンは年間最優秀守備選手賞を2回受賞している。

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アンソニー・デイビス(ペリカンズ)

デイビスはブロック王に3回輝いており、2014年、2015年、2018年と、すべてニューオーリンズ・ペリカンズ時代の記録だ。ディフェンダーとしての多才ぶりで知られるデイビスは、そのショット区能力や複数ポジションを守れる力で、現代NBAにおける守備の重要な存在となった。


ジョージ・T・ジョンソン(ネッツ、スパーズ)

ジョンソンはブロック王に輝くこと3回。ニュージャージー・ネッツ時代の1978年を皮切りに、サンアントニオ・スパーズ在籍時の1981年、1982年にもブロック王となった。このリストの他選手ほど名が知られていないものの、ジョンソンの守備の貢献は所属チームにとって不可欠だった。


ディケンベ・ムトンボ(ナゲッツ)

オールスター選出8回、ネイスミス・メモリアル・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(殿堂)入りしているムトンボは、ナゲッツ時代の1994年から1996年にかけ、3年連続でブロック王となった。年間最優秀守備選手賞を4回受賞したムトンボは、NBA史上有数のブロックが優れた選手と見なされ、通算ブロック数は歴代2位の数字だ。

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アキーム・オラジュワン(ロケッツ)

オラジュワンはロケッツ在籍時の1990年、1991年、1993年と3回ブロック王に輝いた。NBA史上有数の完成されたセンターで、そのショットは全体的な守備力の重要な一部だった。通算ブロックはNBA歴代トップだ。


テオ・ラトリフ(76ers、ホークス、ブレイザーズ)

ラトリフはブロック王に3回。フィラデルフィア・76ers時代の2001年を皮切りに、アトランタ・ホークス時代の2003年、ホークスとポートランド・トレイルブレイザーズに在籍した2004年に達成した。ラトリフはそのショット力で守備のスペシャリストとして長いキャリアを送っている。


その他受賞2回の選手たち

ブロック王に2回輝いた選手たちは以下のとおりだ。

  • マヌート・ボル(ワシントン・ブレッツ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ):1986年と1989年にブロック王となった。
  • ドワイト・ハワード(オーランド・マジック):年間最優秀守備選手賞3回受賞。2009年と2010年のブロック王。
  • サージ・イバカ(オクラホマシティ・サンダー):2012年と2013年にブロック王に輝いている。
  • ジャレン・ジャクソンJr.(メンフィス・グリズリーズ):2022年と2023年の2年連続でブロック王に。
  • アロンゾ・モーニング(マイアミ・ヒート):殿堂入りしているモーニングは、1999年と2000年のブロック王だ。
  • マイルズ・ターナー(インディアナ・ペイサーズ):2019年と2021年にブロック王となり、リーグ有数のリムプロテクターとして立場を確立させた。
  • ハッサン・ホワイトサイド(ヒート、ブレイザーズ):2016年と2020年のブロック王。

原文:NBA players who led in blocks in multiple seasons(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。