NBAファイナル第1戦をサンズが制す、クリス・ポールは32得点&9アシスト

及川卓磨 Takuma Oikawa

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7月6日(日本時間7日)にNBAファイナル2021 ミルウォーキー・バックス対フェニックス・サンズ第1戦がフェニックス・サンズ・アリーナ(アリゾナ州フェニックス)で行なわれ、ホームのサンズが118-105で先勝した。

サンズは、加入1年目ながらNBA16年目のベテランでもあるポイントガードのクリス・ポールが、キャリア初のNBAファイナル戦出場で32得点、9アシストをマークする大活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。ポールは第2クォーターに11得点、第3Qには16得点とオフェンスを牽引した。

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サンズはポールのほか、デビン・ブッカーが27得点、6アシスト、3スティール、ディアンドレ・エイトンが22得点、19リバウンド。チームは26本中25本のフリースローを決めて着実に加点した。

47年ぶりのNBAファイナル進出となったバックスは、左ひざ過伸展のため試合直前まで出場が危ぶまれていたエースのヤニス・アデトクンボが先発出場を果たした。第2Q終盤には豪快なチェイスダウンブロックでミケル・ブリッジズのレイアップを防ぐなど、故障の影響を感じさせない力強い動きを見せたギリシャの超人は、35分21秒出場して20得点、17リバウンド、4アシスト、2スティールを記録した。

アデトクンボは6月29日(同30日)に行なわれたアトランタ・ホークスとのイースタン・カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)第4戦で負傷し、同シリーズの第5~6戦を欠場。この日は1週間ぶりの実戦だった。

バックスはアデトクンボのほか、クリス・ミドルトンが29得点、ブルック・ロペスが17得点を記録。司令塔のドリュー・ホリデーは9アシストをマークしたものの、シュートは14本中4本の成功にとどまり、10得点だった。

シリーズは4戦先勝制。第2戦は8日(同9日 午前10時)に同会場で行なわれる。

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及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。