NBAコーチ協会がキングスのブラウンHCを年間最優秀コーチ賞に選出

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NBCA(NBAコーチ協会)は4月13日(日本時間14日)、同協会が選ぶ2022-23シーズンの年間最優秀コーチ賞に、サクラメント・キングスのマイク・ブラウン・ヘッドコーチを選出したことを発表した。

NBCA年間最優秀コーチ賞は、ヘッドコーチの献身、コミットメント、ハードワークを称賛する賞で、選手をより高いレベルのパフォーマンスに導く助けとなり、コミュニティに対する見事な奉仕と献身を示したヘッドコーチに贈られる。NBAの全30チームのヘッドコーチによる投票で決定する。

今年はブラウンHCに加え、マイク・ブーデンホルザー(ミルウォーキー・バックス)、マーク・デイグノート(オクラホマシティ・サンダー)、ジョー・マズーラ(ボストン・セルティックス)、トム・シボドー(ニューヨーク・ニックス)と、計5名のヘッドコーチが票を獲得した。

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NBCA会長でインディアナ・ペイサーズのヘッドコーチを務めるリック・カーライルは、「このリーグで見てきた中で最も優れた指導の仕事のひとつを見せたブラウンを祝福します」と話した。

「キングス球団とファンの姿勢と活気を完全に変え、素晴らしい成功の時代へと導きました」

就任1年目のブラウンHCは、キングスを2006年以来となるプレイオフ進出に導き、NBAと北米プロスポーツ界における最長期間のプレイオフ不出場に終止符を打った。

キングスは2003年以来となるパシフィック・ディビジョン制覇も達成し、48勝34敗という成績を残した。昨季から白星を18増やしており、これは今季のNBAで最多となる。ロードで25勝16敗を記録しており、ウェスタン・カンファレンス最高勝率だ。

キングスは1985年にサクラメントに移転してから、38年で11回目のプレイオフ進出となる。

ブラウンHCは若いチームをすぐにNBA有数の攻撃力を誇るチームに変貌させた。1試合平均120.7得点はリーグ最多。オフェンシブレーティングも118.6とリーグトップで、NBAがこの統計の集計を始めてから、単一シーズンで最多の数字だ。さらに、キングスは下記の攻撃部門でリーグトップ10入りを果たした。

  • オフェンシブエフィシェンシー(1.159/1位)
  • トゥルーシューティング成功率(60.8%/1位)
  • エフェクティブフィールドゴール成功率(57.2%/2位)
  • フィールドゴール成功率(49.4%/2位)
  • アシスト(27.3/3位)
  • アシスト/ターンオーバー比率(2.02/2位)
  • アシスト比率(19.3/3位)
  • アシストパーセンテージ(62.6%/7位)
  • パス成功(299.4/4位)
  • ポテンシャルアシスト(49.7/3位)

ブラウンHCは2月の西地区月間最優秀コーチ賞を受賞している。

ブラウンHCは「同僚たちからこの賞をいただけたのは特に意義深く、本当に光栄です」と話した。

「NBAには素晴らしいヘッドコーチたちがいます。毎日最高のレベルで仕事しており、そのリーダーシップから、全員がこの賞にふさわしいコーチたちです。キングスでの1年目にこの賞をいただけたことは、非常に特別です。モンテ・マクネアとウェス・ウィルコックスが集めたメンバーたちのおかげであり、彼らを指導できて本当にうれしかったです。我々の成功に不可欠で、シーズンを通じて選手の健康を最大限に保つために懸命に働いてくれたメディカルスタッフにも感謝したいと思います。さらに、コーチングスタッフは球団を支え、完璧にこだわる私と仕事する上で貴重な存在でした。最後に、今回の受賞は私にとって特別な意味を持ちます。NBAコーチのために常に誠実さと品格をもって懸命に働いた個人的な友人、マイケル・ゴールドバーグのレガシィ(遺産)をたたえるものだからです」

過去の受賞者は以下のとおり。

2022年:モンティ・ウィリアムズ
2021年:モンティ・ウィリアムズ
2020年:マイク・ブーデンホルザー&ビリー・ドノバン
2019年:マイク・ブーデンホルザー
2018年:ドウェイン・ケイシー
2017年:マイク・ダントーニ&エリック・スポールストラ

なお、NBAはプレイオフ期間中にNBAの年間最優秀コーチ賞を発表する。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ