「日本のファンは最高だった」豪代表のギディーが今夏の日本滞在について語る

YOKO B

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「日本に行ってみたいね」

オーストラリア代表のジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)に、FIBAバスケットボールワールドカップの開催国の中でどの国に行ってみたいかと尋ねると、彼は即座にそう答えた。4月15日(日本時間16日)の2022-2023シーズン終了インタビューのときのことだ。

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その時まだ、オーストラリアがどのグループになるのかはわからなかった。日本と同じグループEになったことが発表されたのはそれから約2週間後。沖縄での本戦を前に、オーストラリアとフランスの国際強化試合が東京で開催されることも決定し、「バケットリスト(生きているうちにやりたいこと)の1つだった」ギディーの日本訪問が実現した。

ギディーは10月2日(同3日)に行われたサンダーのメディアデーで「日本はとても楽しかった」と語っている。

「天気も最高だったし、ビーチも最高だった。3週間くらいの間にたくさんの日本食、たくさんの寿司を食べたんだ。行けて本当に良かったよ」

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試合や練習の合間に日本滞在を楽しんだギディーは、日本のバスケットボールの盛り上がりにも感心したようだ。

「観客が本当に素晴らしかった。これまでプレイした中でも一番の観客で大声援だった。小さめのスタジアムだったけど、客席は満員でだったし、ファンも最高だったよ」

Japanese fans in Okinawa Arena FIBA World Cup
(fiba.basketball)

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オーストラリアが日本と対戦したのは1次ラウンドの最終戦。2次ラウンド進出を目指すオーストラリアはすでに1勝1敗で、世界ランク3位のチームとしては絶対に負けられない状況で日本戦を迎えた。

対する日本はその前のフィンランド戦で歴史的勝利を飾り、勢いに乗っていた。その勝利を後押ししたのが会場に詰めかけた観客の声援だったことは間違いない。日本は89−109でオーストラリアに完敗したものの、日本代表チームも応援するファンも、最後まで諦めることはなかった。

その様子をギディーはこう振り返る。

「僕らが25点リードしていたときに日本が得点を決めたんだけど、観客の歓声が2点差になったかのようにすごくて、思わずスコアボードをチェックしたんだ。それくらい観客は熱狂していた。最高の雰囲気で試合を盛り上げてくれたよ」

「日本代表チームは素晴らしかったし、日本のホームのファンの前でプレイするのはとても楽しかった」

声援が誰に向けたものであれ、会場の盛り上がりは選手たちの力になるものだ。ギディーが日本を満喫できたのは、天気やビーチが最高だったからだけでなく、日本のバスケットボールファンの熱い応援に触れたことも大きかったのではないだろうか。

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YOKO B

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。