日本に縁のある豪代表のミルズがW杯を語る「最高の場所でプレイできて幸運だった」

YOKO B

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NBA歴14年のパティ・ミルズはなぜか日本に縁がある。ミルズが9シーズンを過ごし、2014年には優勝も経験したサンアントニオ・スパーズには当時アスレチックトレーナーの山口大輔がいた。ブルックリン・ネッツでは渡邊雄太とチームメイトになった。今季から在籍するアトランタ・ホークスには、アスレチックトレーナーの内田貴広や日本で選手とヘッドコーチとして活躍したアントニオ・ラング(アシスタントコーチ)がいる。

ミルズの日本とのつながりはNBAに入る前からのものだ。彼の父親はトレス海峡諸島出身で、日本からの移民が多かったために親戚に日本人がいることや、初めて日本に行ったのは10歳でダンスチームの一員としてだったことなど、日本との意外なつながりについて以前宮地陽子記者に話している

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バスケットボールを通じてその後も何度となく日本に行き、日本の大ファンになったというミルズに、11月6日(日本時間7日)に行った単独インタビューで、FIBAバスケットボールワールドカップ2023でこの夏に再び訪れた日本の印象を聞いた。

「一番のハイライトは、日本の文化にどっぷり浸ることができたことだね」と、ミルズは話す。

「僕にとっては食べ物と文化がすべてなんだ。特に食べ物だね。東京でも沖縄でもそれが経験できて嬉しかった」

日本の食べ物で一番気に入ったのは「東京で行ったラーメン屋」だという。気に入った理由というのが、その国の文化に浸ることを楽しむミルズらしいものだった。

「そこでのプロセスすべてがとても楽しかったんだ。発券機でチケットを買ってオーダーしたり、服が汚れないようにエプロンが付いてきたり。そういうのが良かった」

「沖縄も素晴らしいところだった。海に面していて最高だったよ。ああいう島のライフスタイルは僕が育ってきた環境と似ていてとても馴染みがあるんだ。だから、沖縄はすごく楽しめたよ」

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「ファンも素晴らしかった」と、ミルズは続ける。

「いつものことだけれど、日本に来るとファンはとてもポジティブに熱狂的な応援で試合を盛り上げてくれる。バスケットボールだけでなく、スポーツが大好きなんだろうね。僕らのチームにはニック・ケイのように日本でプレイしている選手もいて、彼はファンがいつでもすごくポジティブだってよく話してくれるけど、僕も同感なんだ」

「ワールドカップ開催地の中でも最高の場所でプレイできて幸運だったよ」

幼い頃から日本に縁があり、今も日本人や日本を良く知る人が近くにいて、日本が大好きだというミルズは、この夏、東京と沖縄に行く機会があったことを素直に喜んでいた。ミルズが日本のことを話すときの表情を見る限り、この言葉に嘘はなさそうだ。

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YOKO B

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。