シモンズがフィラデルフィアで古巣と移籍後初の対戦 渡邊雄太欠場のネッツは76ersに黒星

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11月22日(日本時間23日)、ペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われたブルックリン・ネッツ対フィラデルフィア・76ersの一戦は、115-106で76ersが勝利した。ネッツの渡邊雄太は右ハムストリングの張りで欠場している。

注目を集めたのは、昨季途中に76ersからネッツにトレードされ、この日が移籍後初めてフィラデルフィアでのプレイとなったベン・シモンズ。先発出場したシモンズは、11得点、7リバウンド、11アシスト、3スティール、3ブロックを記録した。フリースローは6本中3本を成功させている。

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第1クォーターにFTを2本とも沈めた際、マイケル・ジョーダンのように肩をすくめてみせたシモンズは、第2Qにはプットバックで得点した際、2万人を超える観客に向け、人差し指を口に当てた。

前半残り48.3秒には、元チームメートのジョージ・ニアンとの接触でフレイグラントファウル1を誘発。激しいブーイングの中、これで得たFTの1本目を失敗したシモンズだが、同9秒にはハッスルプレイでスティールを記録し、ケビン・デュラントのダンクをアシストしている。

ハーフタイムまでに9得点をあげたシモンズだが、後半は第3Qに2得点をあげたのみ。第4Qはショット試投なしの無得点だった。

ブーイングを浴びながら、32分23秒間の出場で冷静を保ったシモンズは、「もっと(ブーイングが)大きいと思っていた」と述べている。

「うれしいよ。自分が好きなことをやっているんだ。コートに立ち、ああいう経験ができるのは素晴らしいことだった」

ネッツのジャック・ボーン・ヘッドコーチは「アタックモードだったね。アグレッシブだった。試合を通じてすごく冷静だったよ」と、シモンズに賛辞を寄せた。

「こうやって乗り越え、過去とする経験ができたのは、本当に良いことだ」

シモンズは「永遠にこうだと思う」と話している。

「本当に変わることはないと思っているよ」

14点ビハインドで迎えた残り3分8秒、ボーンHCがスターター全員をベンチに引き上げさせたネッツ(8勝10敗)は、今季初の3連勝ならず。カイリー・アービングが23得点、デュラントが20得点、5リバウンド、5アシスト、セス・カリーが14得点、ニック・クラクストンが12得点、3ブロック、ロイス・オニールが11得点、7リバウンド、6アシストを記録した。

一方、ジョエル・エンビード、ジェームズ・ハーデン、タイリース・マクシーが負傷欠場したものの、ここ5試合で4つ目の白星をあげた76ers(9勝8敗)は、トバイアス・ハリスが24得点、6リバウンド、ディアンソニー・メルトンが22得点、ポール・リードが19得点、10リバウンド、シェイク・ミルトンが16得点、6リバウンド、5アシスト、ニアンが16得点、5リバウンドをマークしている。

ハリスは「僕らにとって大きな勝利だと思う」と喜んだ。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ