【ゴルフ】マスターズ2023優勝はジョン・ラーム、松山英樹は16位タイでフィニッシュ

及川卓磨 Takuma Oikawa

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4月10日(現地9日)、米国ジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブでマスターズ・トーナメント2023の最終日(4日目)が行われ、通算12アンダー(276打)としたジョン・ラーム(スペイン)が初優勝を成し遂げた。

最終日まで一部順延された第3ラウンドを終えた時点で首位まで2打差で2位の通算9アンダーとしていたラームは、最終第4ラウンドで4バーディ・1ボギー(69打)とスコアを3つ伸ばし、見事逆転勝利を果たした。

ラームは、スペイン人としてはセベ・バレステロス(1980、1983年)、ホセ・マリア・オラサバル(1994、1999年)、セルヒオ・ガルシア(2017年)に次ぐ史上4人目のマスターズ王者となり、優勝賞金324万ドル(約4億2120万ドル)を手にした。最終日は奇しくも、その母国史上初のマスターズ王者であるバレステロスの誕生日(1957年4月9日生まれ)でもあった。

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ラームは「僕にとって、彼(バレステロス)の優勝から40年目となる記念の年に、彼の誕生日に、イースターの日曜に(マスターズ優勝を)成し遂げたことは、信じられないくらい意味のあることです」と、母国の偉大な先人に敬意を示している。

2021年マスターズ王者の松山英樹(日本)は、第3ラウンドを終えた時点で5アンダーと首位に6打差の5位と上位につけていたものの、最終ラウンドは2バーディ・5ボギーの75打と崩れて通算2アンダーの16位タイで大会を終えた。

第3ラウンド終了時点で通算11アンダーと首位に立っていたブルックス・ケプカ(アメリカ)は、最終ラウンドで3バーディ・6ボギーの75打とし、合計8アンダー(280打)の2位タイで優勝を逃した。

最終ラウンドを20位タイでスタートしたフィル・ミケルソン(アメリカ)は、7アンダーの猛ラッシュを見せて通算8アンダー(280打)としてケプカと並んで2位タイにジャンプアップ。また、同じく20位タイで迎えた最終日に6つスコアを伸ばしたジョーダン・スピース(アメリカ)も、通算7アンダー(281打)として4位タイまで浮上した。

特別招待選手としてマスターズ初出場となった比嘉一貴(日本)は、第2ラウンドを終えて76打、74打の通算6オーバー(150打)で予選落ちとなった。

最初の2ラウンドで74打、73打の通算3オーバー(147打)で予選を通過したタイガー・ウッズ(アメリカ)は、3日目に第3ラウンドの途中までプレーしたものの、最終日を前に故障のため棄権した。

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マスターズ2023 最終順位トップ10

順位 選手名(出身国) 大会通算
1 ジョン・ラーム(スペイン) -12
2T フィル・ミケルソン(米国) -8
2T ブルックス・ケプカ(米国) -8
4T ジョーダン・スピース(米国) -7
4T パトリック・リード(米国) -7
4T ラッセル・ヘンリー(米国) -7
7T キャメロン・ヤング(米国) -6
7T ビクトル・ホブラン(ノルウェー) -6
9 サヒス・ティーガラ(米国) -5
10T スコッティ・シェフラー(米国) -4
10T マシュー・フィッツパトリック
(イングランド)
-4
10T ザンダー・シャウフェレ(米国) -4
10T コリン・モリカワ(米国) -4

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及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。