WBC会長がメイウェザーのUFC転向に危惧

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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年内にもUFCで総合格闘技デビューすると噂されているフロイド・メイウェザー。今もなおボクシング界のスーパースターだけにメイウェザーの動向は常に注目の的だ。米ボクシングサイト「BoxingScene」によると、WBC会長としてメイウェザーと関わりの深いマウリシオ・スライマン氏も気がかりなようだ。

「メイウェザーは今でも当代最高のボクサーだ。その彼がオクタゴンの中で倒れれば、ボクシング界のイメージも危険にさらされる」

メイウェザーは2015年にボクシング界を引退したのち、2017年8月のコナー・マクレガーとの世紀のボクシングマッチで復帰し、10回TKOで勝利。50戦50勝無敗でキャリアを終えた。ところが昨今、メイウェザーのUFCデビューが既定路線になってきた。メイウェザーと緊密な関係にあったスライマン氏は大きな危惧を抱いている。

メイウェザー自身が闘いを求めているからこそ「止めることもできない」としながらも、41歳のメイウェザーに身体的なリスクがあること、同時にボクシング界への大きなダメージになりかねないことを危惧した。勝てばすべて杞憂に終わるといえるものの、ボクシング関係者にとっては、気がかりな日々が続きそうだ。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。