メイウェザーがマニラに滞在も、宿敵パッキャオとの面会を否定

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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50戦無敗の元統一世界王者フロイド・メイウェザーが、フィリピン・マニラに滞在しながらも、再戦が噂される、6階級覇者・現WBA世界ウェルター級王者マニー・パッキャオとの面会を否定した。一方のパッキャオは、次戦に向けての交渉が大詰めに入っているという。

 

メイウェザーのリーク情報に“偶然”はない?

マニー・パッキャオとの再戦が噂され続けているフロイド・メイウェザーは、自らヒントを匂わせ、それを否定するというお得意の情報戦を開始し始めた。

メイウェザーは、自身のInstagramアカウント上で最近、フィリピン・マニラを訪れていたことを明かした。マニラといえばもちろんパッキャオの地元であり、多くのメディアは、両陣営が再戦に向けて接触した可能性が高いとみている。

ところがメイウェザーは、ボクシング&MMAメディアの『FightHype.com』の動画取材で、それを否定した。

「噂、噂、噂。全部噂さ。『メイウェザー vs. パッキャオ』パート2は、真実じゃないね」

動画では、練習風景のシーンをベースに、メイウェザーが念仏を唱えるような低いテンションでそう答える音声が乗り、その後、マニラのアミューズメント施設でゲームやフリースローで遊んでいる謎のシーンで終わっている。

この数ヶ月、パッキャオとの水面下での接触が噂される中で、メイウェザーがボクシングの練習風景を含んだマニラ滞在をアピールする動画を公開した意図について、各メディアも思惑を巡らせている。

だが、これこそメイウェザーの手のひらの上だ。メイウェザーのリーク情報に、“偶然”はないとすれば、メイウェザーがパッキャオとの再戦に向けて本腰を入れ始めたのは間違いなさそうだ。

 

“有終の美”を狙うパッキャオの事情に合うのはやはりサーマン

一方、WBA世界ウェルター級正規王者パッキャオは、WBA世界ウェルター級スーパー王者キース・サーマンとの“正規・スーパー”統一戦の交渉が大詰めに入ったことを認めている。

パッキャオは、3月16日に米テキサスで行われた、IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンス・ジュニア vs. マイキー・ガルシアを視察。3-0で判定勝ちしたスペンスに煽られる形で、IBF王座との統一戦にも色気をみせていた。

しかし、40歳のレジェンドにとっては、脂の乗ったスペンスはリスクが高い。2年間の負傷欠場から復帰したばかりのサーマン相手の方が分がいいとされ、特にメイウェザーとの再戦が“キャリアの終着点”とすれば、無理はできない。

パッキャオ vs. サーマン戦は、7月13日の予定で最終調整に入っているとされる。年内のメイウェザー戦実現を目指すパッキャオにとっても、サーマン撃破が最低条件になってくるだろう。

『パッキャオ vs. メイウェザー』サーガの行方は、この7月が分水嶺となりそうだ。

 

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

神宮泰暁 Yasuaki Shingu Photo

日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。