馬場雄大が試合最多21得点、バスケ男子日本代表はイランとの強化試合に連勝

及川卓磨 Takuma Oikawa

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試合最多となる21得点をマークした馬場雄大(写真提供:日本バスケットボール協会)

8月14日、バスケットボール日本代表(FIBAランキング38位)がイラン代表(同23位)と国際強化試合『SoftBankカップ2022』で対戦し、80-58で勝利を収めた。日本は前日の第1戦に続いてゼビオアリーナ仙台(宮城県仙台市)で行われた国際強化試合に2連勝。今月下旬に控えるFIBAワールドカップ2023アジア地区2次予選ウィンドウ4(第4節)に向けて弾みをつけた。

日本は第1クォーターこそ16-17とイランに1点のリードを許したものの、第2Q以降は25-14、18-11、21-16と相手を圧倒し、最終的に22点差での快勝となった。

前日の試合で約1年ぶりの代表戦出場となった馬場雄大は、この日も21得点と好調を維持した。2点ショット6本をすべて成功、3ポイントショットも5本中2本を沈めてチーム最多得点をマークする活躍だった。守備でも持ち味を発揮した馬場は、2スティールも記録している。

2試合続けて先発出場となったポイントガードの富樫勇樹は、3P4本(試投7本)を沈めて12得点、6アシスト、3スティールと、馬場とともにチームを牽引した。また、比江島慎が12得点、先発センターのウィリアムス ニカが9得点、先発フォワードの井上宗一郎と控えの吉井裕鷹がそれぞれ8得点と勝利に貢献している。

さらに、この日もベンチからの出場となった河村勇輝は、約15分のプレイで攻守にコートを駆け回った。課題の3Pショットでの3得点に加えて、5リバウンド、5アシスト、3スティールとこの日も存在感をアピールした。

イランは遠征の疲れからか、特に後半はエナジー不足が感じられ、得点を伸ばすことができなかった。#88 ヤザルルがチーム最多の15得点をあげたほか、#13 ジャムシディが11得点、#9 レザイファルが9得点。得点源のひとりである#8 ヤクチャリは7リバウンド、4アシスト、3スティールを記録したが、得点は5にとどまった。アジアカップに出場していた元NBA選手のハメド・ハダディは今遠征に帯同しなかった。

日本とイランは今月下旬に行われるFIBAワールドカップ2023アジア地区2次予選ウィンドウ4(第4節)でも対戦する予定となっている。日本時間26日にイラン、30日にカザフスタンと対戦する。

ボックススコア

日本代表出場選手(8月14日 イラン戦)

  • #2 PG 富樫勇樹(千葉ジェッツ)
  • #6 SG 比江島慎(宇都宮ブレックス)
  • #11 SF チェンバース アキ(群馬クレインサンダーズ)
  • #15 PG 岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)
  • #17 SG 須田侑太郎(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
  • #18 SG 馬場雄大(無所属)
  • #19 SG 西田優大(シーホース三河)
  • #28 C ウィリアムス ニカ(島根スサノオマジック)
  • #33 PG 河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)
  • #43 PF 永吉佑也(ライジングゼファー福岡)
  • #71 PF 井上宗一郎(サンロッカーズ渋谷)
  • #91 SF 吉井裕鷹(アルバルク東京)

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及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。