須田侑太郎と馬場雄大が合計39得点、バスケ男子日本代表がイランとの強化試合第1戦に勝利

及川卓磨 Takuma Oikawa

須田侑太郎と馬場雄大が合計39得点、バスケ男子日本代表がイランとの強化試合第1戦に勝利 image

昨夏の東京五輪以来約1年ぶりの日本代表戦となった馬場雄大(写真提供:日本バスケットボール協会)

8月13日、ゼビオアリーナ仙台(宮城県仙台市)でバスケットボール日本代表(FIBAランキング38位)がイラン代表(同23位)と国際強化試合『SoftBankカップ2022』で対戦し、日本が82-77で勝利を収めた。

須田侑太郎が3ポイントショット7本中6本成功などでチーム最多の20得点をあげたほか、東京オリンピック以来の代表参加となった馬場雄大が3P2本成功を含む19得点を記録した。

2人のほか、先発ポイントガードを務めた富樫勇樹が10得点、3アシスト、井上宗一郎が7得点、5リバウンド、西田優大、ニカ・ウィリアムス、シェーファーアヴィ幸樹がそれぞれ6得点、ベンチの河村勇輝が出場10分で6アシストをマークし、勝利に貢献した。

前半を32-24と8点リードで折り返した日本は、第3クォーターにイランの反撃を許して一時同点に追いつかれた。だが、そこから再び立て直し、接戦を制した。

ホーバスHCは試合直後のテレビインタビューで「今日の試合は新しいメンバーがいっぱいいるから、うちのシステムとかオフェンスやディフェンスのタイミング、スペーシングとかまだぴったりではないが、みんながんばっている。みんなの努力が最高」と語った。

「アジアカップから少しずつレベルを上げていきます。それがうちの目標。今日はみんな自分の役割が分かっていて、いい試合になったと思う」

約1年ぶりの日本代表としてのプレイとなった馬場は「個人として代表戦でプレイさせてもらうのは久しぶりだったのですごくわくわくしました」と試合を振り返った。

「ホーバス監督のバスケも初めてだったが、自分がどうこうというよりは、チーム一丸となって戦えたので良かったと思います」

イランは#13 ジャムシディが26得点、#8 ヤクチャリが14得点、#7 レザイファルが10得点を記録。アジアカップに出場していた元NBA選手のハメド・ハダディは今遠征に帯同していない。

日本対イランの強化試合は明日14日(午後12時50分)に再び同会場で行われる。

バスケ男子日本代表 国際強化試合イラン戦 出場選手・放送予定

日本とイランは今月下旬に行われるFIBAワールドカップ2023アジア地区2次予選ウィンドウ4(第4節)で対戦する予定で、今強化試合はその前哨戦となる。日本はその第4節で、日本時間26日にイラン、30日にカザフスタンと対戦する予定だ。

日本代表出場登録選手(8月13日 イラン戦)

  • #2 PG 富樫勇樹(千葉ジェッツ)
  • #6 SG 比江島慎(宇都宮ブレックス)
  • #17 SG 須田侑太郎(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
  • #18 SG 馬場雄大(無所属)
  • #19 SG 西田優大(シーホース三河)
  • #20 PG 寺嶋良(広島ドラゴンフライズ)
  • #28 C ウィリアムス ニカ(島根スサノオマジック)
  • #32 PF シェーファーアヴィ幸樹(シーホース三河)
  • #33 PG 河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)
  • #44 SG フリッピン コー(琉球ゴールデンキングス)
  • #71 PF 井上宗一郎(サンロッカーズ渋谷)
  • #91 SF 吉井裕鷹(アルバルク東京)

ボックススコア

なお、13日夜には、翌14日に行われる強化試合第2戦の出場登録選手が発表された。第1戦から寺嶋、シェーファー、フリッピンが外れ、チェンバース、岸本、永吉がロスター入りしている。

日本代表出場登録選手(8月14日 イラン戦)

  • #2 PG 富樫勇樹(千葉ジェッツ)
  • #6 SG 比江島慎(宇都宮ブレックス)
  • #11 SF チェンバース アキ(群馬クレインサンダーズ)
  • #15 PG 岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)
  • #17 SG 須田侑太郎(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
  • #18 SG 馬場雄大(無所属)
  • #19 SG 西田優大(シーホース三河)
  • #28 C ウィリアムス ニカ(島根スサノオマジック)
  • #33 PG 河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)
  • #43 PF 永吉佑也(ライジングゼファー福岡)
  • #71 PF 井上宗一郎(サンロッカーズ渋谷)
  • #91 SF 吉井裕鷹(アルバルク東京)

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及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。