【高校バスケ】インターハイ2023男女全試合結果・優勝&出場校一覧|令和5年度高校総体

青木美帆 Miho Aoki

【高校バスケ】インターハイ2023男女全試合結果・優勝&出場校一覧|令和5年度高校総体 image

2023年7月25日から30日にかけて、北海道札幌市にて『令和5年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会』(インターハイ2023)が行われ、男子は日本航空(山梨)が初優勝、女子は京都精華学園(京都)が二連覇を果たした。このページでは男女の出場校と試合結果、大会の様子をまとめる。

大会最終結果・順位

試合結果一覧:男子女子

男子

  • 優勝:日本航空(山梨)※初優勝
  • 準優勝:東山(京都)
  • 第3位:開志国際(新潟)、福岡第一(福岡)

女子

  • 優勝:京都精華学園(京都)※2年連続2回目
  • 準優勝:桜花学園(愛知)
  • 第3位:大阪薫英女学院(大阪)、札幌山の手(北海道)

大会デイリーリポート

7月30日(決勝)の総括

男子は共に初優勝を狙う日本航空(山梨)と東山(京都)の対戦。先に試合の主導権を握ったのは東山だったが、第2クォーター終盤に日本航空が逆転すると、そのまま点差を広げ76-60で勝利した。エースのオルワペルミ・ジェラマイアは30得点(うち3ポイント3本)、21リバウンドと、決勝でも安定したプレーを発揮。大道一歩も17得点6アシストを躍動した。

女子は2大会ぶりの優勝を狙う桜花学園(愛知)と3大会連続優勝がかかった京都精華学園(京都)が対戦し、京都精華学園が一度もリードを譲ることなく88-65で勝利した。堀内桜花が18得点6リバウンド6アシスト、八木悠香が20得点6リバウンド、ディマロ・ジェシカが20得点18リバウンドと、下級生時から主力を務める3年生がしっかりと力を見せた。

7月29日(準決勝)の総括

男子はウインターカップ優勝の開志国際(新潟)が日本航空(山梨)に、昨年大会優勝の福岡第一(福岡)が東山(京都)に敗北と、ともに波乱の結果に。30日の決勝戦は日本航空対東山というフレッシュな顔合わせとなった。

女子は桜花学園(愛知)が大阪薫英女学院(大阪)、京都精華学園(京都)が札幌山の手(北海道)にそれぞれ快勝。決勝戦は昨年インターハイ3回戦のリベンジマッチとなった。

7月28日(準々決勝)の総括

男子は開志国際(新潟)、日本航空(山梨)、福岡第一(福岡)、東山(京都)がベスト4入りを果たした。八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)の母校である仙台大学附属明成(宮城)、渡邊雄太(フェニックス・サンズ)の母校である尽誠学園(香川)はベスト8敗退となった。

女子は大阪薫英女学院(大阪)、桜花学園(愛知)、札幌山の手(北海道)、京都精華学園(京都)がベスト4進出。地元代表の札幌山の手は大山瑚南菜が30得点、谷口憂花が21得点を挙げる活躍を見せた。

7月27日(3回戦)の総括

男子は開志国際(新潟)対延岡学園(宮崎)、尽誠学園(香川)対中部大学第一(愛知)、福岡第一(福岡)対桜丘(愛知)が1ケタ差の接戦に。関東大会覇者の日本航空(山梨)は北陸学院(石川)を下し初のベスト8入りを決めた。

女子は京都精華学園(京都)、桜花学園(愛知)、大阪薫英女学院(大阪)、精華女子(福岡)らシード校が順当にベスト8入り。県立富岡東(徳島)と英明(香川)の四国対決は県立富岡東に軍配。ウインターカップ準優勝校で開催地代表の札幌山の手(北海道)も土浦日本大学高(茨城)を倒し、地元インターハイ優勝に一歩近づいた。

7月26日(2回戦)の総括

男女ともにシード校が登場した大会2日目。第1シードの開志国際(新潟)、第2シードの福岡第一(福岡)、第3シードの藤枝明誠(静岡)は順当に勝ち上がったが、第4シードの福島東稜(福島)は報徳学園(兵庫)に敗戦。地元の東海大付属札幌(北海道)と北海道旭川工業はともにこの回戦で敗退となった。

女子は第1シードから第4シードまで順当に勝ち上がったが、四国ブロック優勝の聖カタリナ学園(香川)と北信越ブロック優勝の日本航空石川(石川)が初戦敗退するなど波乱もあった。ウインターカップ優勝チームの京都精華学園(京都)は岐阜女子(岐阜)と延長戦までもつれ込んだが、83-72で勝利した。

7月25日(1回戦)の総括

男子1回戦は、数々のBリーガーを輩出する名門・北陸(福井)が大阪学院(大阪)に、U19日本代表の小川瑛次郎を擁する羽黒(山形)が鳥取城北(鳥取)に敗れる波乱が発生。6月に逝去した佐藤久夫元監督への思いを胸に挑む仙台大学附属明成(宮城)は、延長戦の末に土浦日本大学高(茨城)に勝利した。また、この試合以外にも3試合が延長戦にもつれこんだ。

女子は県立草津東(滋賀)が留学生を擁する福島東稜(福島)を破る大金星を達成。1回戦屈指の好カードとなった東京成徳大学高(東京)対浜松開誠館(静岡)は、大接戦の末に浜松開誠館に軍配が上がった。ノーシード参戦となった岐阜女子(岐阜)は松徳学院(島根)に大勝し、昨年のウインターカップ女王の京都精華学園(京都)と戦う明日に向けて弾みをつけた。

▶Amazonでバスケグッズをチェック!

大会日程

  • 2023年7月25日 (火)~30日(日)

開催地・会場

  • 北海きたえーる(北海道札幌市豊平区豊平5条11-1-1))
  • 北ガスアリーナ札幌46(北海道札幌市中央区北4条東6丁目)
  • 札幌市白石区体育館(北海道札幌市白石区南郷通6丁目北1-1)

男子 出場校一覧

都道府県 学校名
北海道 東海大学付属札幌高校
北海道 北海道旭川工業高校
北海道 駒澤大学附属苫小牧高校
青森 八戸学院光星高校
岩手 県立一関工業高校
秋田 県立能代科学技術高校
宮城 仙台大学附属明成高校
山形 羽黒高校
福島 福島東稜高校
茨城 土浦日本大学高校
栃木 文星芸術大学附属高校
群馬 桐生第一高校
埼玉 正智深谷高校
千葉 拓殖大学紅陵高校
東京 八王子学園八王子高校
東京 実践学園高校
神奈川 桐光学園高校
神奈川 東海大学付属相模高校
山梨 日本航空高校
新潟 開志国際高校
長野 東海大学付属諏訪高校
富山 高岡第一高校
石川 北陸学院高校
福井 北陸高校
静岡 藤枝明誠高校
愛知 中部大学第一高校
愛知 桜丘高校
三重 県立四日市工業高校
岐阜 美濃加茂高校
滋賀 光泉カトリック高校
京都 東山高校
大阪 阪南大学高校
大阪 大阪学院高校
奈良 奈良育英高校
和歌山 和歌山南陵高校
兵庫 報徳学園高校
岡山 岡山商科大学附属高校
広島 県立広島皆実高校
鳥取 鳥取城北高校
島根 県立松江東高校
山口 県立豊浦高校
香川 尽誠学園高校
徳島 県立海部高校
愛媛 新田高校
高知 明徳義塾高校
福岡 福岡第一高校
佐賀 県立佐賀北高校
長崎 瓊浦高校
熊本 九州学院高校
大分 別府溝部学園高校
宮崎 延岡学園高校
鹿児島 県立川内高校
沖縄 県立美来工科高校

関連記事:インターハイ(高校総体)バスケ 男女歴代優勝校リスト

女子 出場校一覧

都道府県 学校名
北海道 札幌山の手高校
北海道 日本航空北海道高校
青森 柴田学園大学附属柴田学園高校
岩手  盛岡白百合学園高校
秋田 県立秋田中央高校
宮城 聖和学園高校
山形 県立山形中央高校
福島 福島東稜高校
茨城 土浦日本大学高校
栃木 作新学院高校
群馬 前橋市立前橋高校
埼玉 昌平高校
千葉 千葉経済大学附属高校
東京 明星学園高校
東京 東京成徳大学高校
神奈川 鵠沼高校
神奈川 県立横浜立野高校
山梨  日本航空高校
新潟 開志国際高校
長野 東海大学付属諏訪高校
富山 高岡第一高校
石川 日本航空石川高校
福井 県立足羽高校
静岡 浜松開誠館高校
愛知 桜花学園高校
三重 四日市メリノール学院高校
岐阜 岐阜女子高校
滋賀 県立草津東高校
京都 京都精華学園高校
大阪 大阪薫英女学院高校
大阪 大阪桐蔭高校
奈良  奈良文化高校
和歌山 和歌山信愛高校
兵庫 三田松聖高校
岡山 就実高校
広島 県立広島皆実高校
鳥取 鳥取城北高校
島根 松徳学院高校
山口 県立徳山商工高校
香川 英明高校
徳島 県立富岡東高校
愛媛 聖カタリナ学園高校
高知 高知中央高校
福岡 精華女子高校
佐賀 佐賀清和高校
長崎 県立長崎西高校
熊本 慶誠高校
大分 大分高校
宮崎 県立小林高校
鹿児島 れいめい高校
沖縄 県立西原高校

男子日程・組み合わせ・試合結果

※A〜D・Mコート=北海きたえーる、F・Gコート=北ガスアリーナ札幌46
トーナメント表

◆1回戦(7月25日)

第1試合(9:30〜)
Bコート 奈良育英 68-77 桐光学園
Cコート 高岡第一 77-88 中部大学第一
Dコート 東海大学付属諏訪 93-63 阪南大学高
Fコート 県立能代科学技術 100-88 桐生第一
Gコート 北陸学院 81-79 美濃加茂

第2試合(11:10〜)
Cコート 鳥取城北 94-86 羽黒
Dコート 県立佐賀北 67-96 東海大学付属相模
Fコート 土浦日本大学高 71-78 仙台大学附属明成
Gコート 正智深谷 114-52 県立海部

第3試合(12:50〜)
Cコート 文星芸術大学附属 71-108 延岡学園
Dコート 光泉カトリック 72-60 拓殖大学紅陵
Fコート 県立四日市工業 58-111 別府溝部学園
Gコート 明徳義塾 62-97 岡山商科大学附属

第4試合(14:30〜)
Cコート 新田 97-125 県立広島皆実
Dコート 実践学園 61-74 報徳学園
Fコート 大阪学院大学高 75-67 北陸
Gコート 八戸学院光星 93-88 瓊浦

第5試合(16:10〜)
Cコート 県立松江東 70-80北海道旭川工業
Dコート 駒澤大学附属苫小牧 72-90 県立美来工科
Fコート 県立川内 80-94 桜丘
Gコート 九州学院 102-106 和歌山南陵

◆2回戦(7月26日)

第1試合(10:00〜)
Cコート 東海大学付属札幌 68-90  中部大学第一
Dコート 日本航空 75-69 東海大学付属諏訪
Fコート 県立能代科学技術 81-96 尽誠学園
Gコート 桐光学園 56-76 北陸学院

第2試合(11:40〜)
Cコート 八王子学園八王子 60-49 鳥取城北
Dコート 東海大学付属相模 77-117 東山
Fコート  県立豊浦 64-76 仙台大学附属明成
Gコート 正智深谷 98-60 県立一関工業

第3試合(13:20〜)
Cコート 開志国際 101-88 県立広島皆実
Dコート 報徳学園 67-59 福島東稜
Fコート 別府溝部学園 84-88 岡山商科大学附属
Gコート 光泉カトリック 55-104 延岡学園

第4試合(15:00〜)
Cコート 北海道旭川工業 60-94 福岡第一
Dコート 藤枝明誠 97-59 県立美来工科
Fコート 八戸学院光星 82-88 大阪学院大学高
Gコート 和歌山南陵 63-98 桜丘

◆3回戦(7月27日)

第1試合(13:20〜)
Aコート 中部大第一 76-80 尽誠学園
Bコート 報徳学園 71-54 岡山商科大附属
Cコート 開志国際 84-80 延岡学園
Dコート 日本航空 102-67 北陸学院

第2試合(15:00〜)
Aコート 仙台大附属明成 69-57 正智深谷
Bコート 藤枝明誠 107-66 大阪学院大高
Cコート 桜丘 68-71 福岡第一
Dコート 八王子学園八王子 58-74 東山

◆準々決勝(7月28日)

第1試合(13:20〜)
開志国際 95-58 尽誠学園
日本航空 79-60 報徳学園

第2試合(15:00〜)
藤枝明誠 79-89 東山 
仙台大学附属明成 63-90 福岡第一
 

◆準決勝(7月29日)

第1試合(13:40〜)
開志国際 76(21-23、22-26、19-12、14-27)88 日本航空

第2試合(15:30〜)
東山 93(21-16、28-21、21-10、23-28)75 福岡第一 

◆決勝(7月30日)

11:50〜
日本航空 76(14-20、18-9、25-21、19-10)60 東山

女子日程・組み合わせ・試合結果

※A〜E・Mコート=北海きたえーる、Hコート=札幌市白石区体育館
トーナメント表

◆1回戦(7月25日)

第1試合(9:30〜)
Aコート 東海大学付属諏訪 65-80 明星学園
Eコート 市立前橋 81-80 柴田学園大学付属柴田学園
Hコート 開志国際 80-69 高知中央

第2試合(11:10〜)
Aコート 川島学園れいめい 85-97 盛岡白百合学園
Bコート 県立西原 72-80 鵠沼
Eコート 東京成徳大学高 54-58 浜松開誠館
Hコート 和歌山信愛 68-74 日本航空

第3試合(12:50〜)
Aコート 県立草津東 71-69 福島東稜
Bコート 大分 68-93 昌平
Eコート 県立秋田中央 72-81 四日市メリノール学院
Hコート 土浦日本大学高 101-81 県立小林

第4試合(14:30〜)
Aコート 鳥取城北 101-82 高岡第一
Bコート 県立長崎西 79-66 県立徳山商工
Eコート 日本航空北海道 75-72 県立足羽
Hコート 就実 74-81 三田松聖

第5試合(16:10〜)
Aコート 大阪桐蔭 71-61作新学院
Bコート 県立富岡東 89-60 県立横浜立野
Eコート 岐阜女子 116-49 松徳学院
Hコート 佐賀清和 61-73 奈良文化

◆2回戦(7月26日)

第1試合(10:00〜)
Aコート 盛岡白百合学園 55-130 桜花学園
Bコート 大阪薫英女学院 83-66 鵠沼
Eコート 慶誠 104-75 市立前橋
Hコート 明星学園 67-71 開志国際

第2試合(11:40〜)
Aコート 精華女子 109-66 県立草津東
Bコート 昌平 71-88 札幌山の手
Eコート 日本航空 64-71 浜松開誠館
Hコート 土浦日本大学高 64-59 四日市メリノール学院

第3試合(13:20〜)
Aコート 千葉経済大学附属 104-79 鳥取城北
Bコート 県立長崎西 65-88 聖和学園
Eコート 日本航空北海道 91-70 県立山形中央
Hコート 聖カタリナ学園 79-80 三田松聖

第4試合(15:00〜)
Aコート 大阪桐蔭 88-75 県立広島皆実
Bコート 日本航空石川 84-85 県立富岡東
Eコート 京都精華学園 83-72 岐阜女子
Hコート 奈良文化 58-63 英明

◆3回戦(7月27日)

第1試合(10:00〜)
Aコート 千葉経済大学附属 89-70 日本航空北海道
Bコート 大阪薫英女学院 90-57 開志国際
Cコート 慶誠 58-64 桜花学園
Dコート 三田松聖 74-98 聖和学園

第2試合(11:40〜)
Aコート 京都精華学園 93-63 大阪桐蔭
Bコート 土浦日本大学高 62-96 札幌山の手
Cコート 精華女子 59-46 浜松開誠館
Dコート 県立富岡東 86-71 英明

◆準々決勝(7月28日)

第1試合(10:00〜)
大阪薫英女学院 71-67 聖和学園
千葉経済大学附属 64-83 桜花学園

第2試合(11:40〜)
精華女子 62-80 京都精華学園
県立富岡東 88-98 札幌山の手

◆準決勝(7月29日)

第1試合(10:00〜)
大阪薫英女学院 59(15-15、14-19、16-20、14-20)74 桜花学園

第2試合(11:50〜)
京都精華学園 107(28-25、24-16、30-20、25-27)88 札幌山の手

◆決勝(7月30日)

10:00〜
桜花学園 65(18-25、6-15、22-22、19-26)88京都精華学園


※以下、大会前の情報。

放送予定(テレビ中継・インターネット配信)・視聴方法

高校総体バスケットボール競技は、全国高体連公式サイト『インハイTV』で男女決勝を除く全試合がライブ配信される(決勝は後日アーカイブ配信)。また、スポーツ専門チャンネル『J SPORTS』(Jスポーツ)および同社の動画ストリーミングサービス『J SPORTSオンデマンド』では男子準々決勝、女子準決勝以降の各試合、NHK BS1では男女決勝の生放送される。

青木美帆 Miho Aoki

青木美帆 Miho Aoki Photo

早稲田大学在学中に国内バスケットボールの取材・執筆を開始し、バスケ専門誌編集部などを経て2015年に独立。現在は国内バスケ関連の記事執筆、編集、映像コンテンツのコーディネートなどを中心に活動中。