バスケ男子日本代表が豪州に敗れて敗退も長距離砲で爪痕残す 富永啓生は3P8本で試合最多33得点|FIBAアジアカップ2022

及川卓磨 Takuma Oikawa

バスケ男子日本代表が豪州に敗れて敗退も長距離砲で爪痕残す 富永啓生は3P8本で試合最多33得点|FIBAアジアカップ2022 image

7月21日、インドネシアのジャカルタで開催されているバスケットボール男子のFIBAアジアカップ2022で準々決勝のオーストラリア代表(FIBAランキング3位)対日本代表(同38位)の一戦が行われ、日本が85-99で敗れた。日本はこれで敗退となる。

試合は第1クォーターで二桁点差をつけられた日本が前半を34-49と15点ビハインドで折り返す。第3クォーター終了時には21点差(54-75)と敗色濃厚となりながらも、第4Qに3ポイントショットを連発し、残り2分49秒には井上宗一郎の3Pで81-90と点差を一桁にまで削ってみせた。

日本の反撃はそこまでとなったが、前戦のフィリピン戦で右足首を負傷した大黒柱の渡邊雄太を欠く状態ながら、長距離砲という日本の新たな武器と最後まであきらめない姿勢で爪痕を残した。日本の3Pは43本中20本成功、成功率46.5%という高確率だった。

日本は富永啓生が試合最多となる8本の3P(試投15本)を沈めて同じく試合最多の33得点と強烈なインパクトを残した。第4Q終盤にはコート中央の大会ロゴの位置から超ロング3Pをねじ込む離れ業も見せつけた。

そのほか、富樫勇樹が3P4本などで14得点、5アシスト、井上が11得点(3P 3/6)、6リバウンド、河村勇輝が5得点、6アシスト、3スティールを記録した。

グループフェーズ2勝1敗でC組を2位で通過した日本は、準々決勝進出決定戦でフィリピンに勝利し、準々決勝で豪州に敗戦。5試合合計3勝2敗で大会を終えた。

日本に勝ったオーストラリアは、韓国代表を破ったニュージーランド代表と23日の準決勝で決勝進出を懸けて対戦する。

ボックススコア

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及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。