八村塁が4試合連続先発出場、76ers戦で8得点

及川卓磨 Takuma Oikawa

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1月6日(日本時間7日)、八村塁が所属しているワシントン・ウィザーズがペンシルベニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターでフィラデルフィア・76ersと対戦し、ウィザーズ2年目のフォワードである八村塁が先発出場を果たした。開幕から4試合を流行性角結膜炎のため欠場した八村は、2020年12月31日(同1月1日)のシカゴ・ブルズ戦で復帰後、今季4試合連続の先発出場となった。

八村はこの日、24分9秒の出場で8得点(FG2/4、3P1/1、FT3/4)、2リバウンド、1ファウル。出場時間帯のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-13だった。試合はウィザーズが136-141で敗れて連勝が2でストップ(2勝6敗)。76ersは5連勝となった(7勝1敗)。

第1クォーター残り9分11秒、速攻で素早くローポストのポジションを取った八村は、ラッセル・ウェストブルックのパスを受けてシュートを放ち、先週のイースタン・カンファレンス週間最優秀選手に選ばれたトバイアス・ハリスからファウルを獲得。フリースロー2本を成功させて、この日初得点をマークした。

同クォーター残り8分29秒には、ベン・シモンズのパスに手を出し、相手のターンオーバーを誘発。また、残り4分45秒には、記録には残っていないものの、ジョエル・エンビードのアタックを正面で守り、シュートミスを誘っている。八村は第1Q約2分を残して一旦ベンチへ下がった。

第2Q残り7分40秒にコートに戻ると、ボールに絡めない時間帯が続いた。守備ではローテーションの判断ミスからハリスの3ポイントショットを許す場面も見られた。だが、前半残り1分にはダービス・ベルターンスが放ったショットのリバウンドに食らいつき、シェイク・ミルトンからファウルを獲得。FT2本のうち2本目を決めた。

また続くディフェンスではウェストブルックがボールを奪うと、ウイングの位置にいた八村が素早く速攻に転じてドライビングダンクを炸裂。さらに続くディフェンスでもリバウンドも奪い、流れを引き寄せ始めた。

八村は前半17分31秒のプレイで5得点(FG1/3、FT3/4)、2リバウンド。ウィザーズは67-82と15点差を許してハーフタイムを迎えた。

後半もスタートで出場した八村は第3Q残り7分6秒、左コーナーでウェストブルックからパスを受けて3ポイントショットを成功。同クォーター残り5分22秒、85-103の場面でベンチに下がると、この日の出番を終えた。

ウィザーズは第3Q残り7分45秒の時点で21点差(77-98)と大差をつけられていたものの、そこから巻き返して第4Q残り8分18秒に119-118と逆転に成功する。だが、その後の76ersとの攻防を制することができず、最後は5点差で敗れた。ブラッドリー・ビールはウィザーズの球団記録タイ及び自己最多となる60得点をマークした。

ウィザーズは次戦、8日(同9日)にボストン・セルティックスと対戦する。

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及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。